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2003.12.31

03・12・31 ミヤケさんのクラブで70台

Kenneth SmithKenneth Smith Five Iron
03・12・31 横浜市都筑区
Copycenter 2003 Akira Kamakura


2003年6月1日日曜日、笠間東洋ゴルフクラブで38・40の78というスコアがでました。70台はじつに17年ぶりでした。

私はいわゆる「高性能」クラブがどうも好きになれません。cavityのアイアンは、かなり前にたった一度だけレンタルクラブを使ったことがあります。その時あきれました。なにしろ芯を外して「しまったミスった」と思ったショットがちゃんと飛んで行くんですから。

2001年の春頃、ゴルフパートナーという中古クラブ店の前を歩いていました。ふと見ると、店頭に「780円!」という大きな値札のついたアイアンセットが立てかけてあります。マルマンのダンボールケースに入った2番から9番まで8本でした。

「一本100円以下だ」と思って一本取り出して構えて見ると妙にしっくり来るいい感じなのです。「メーカーは?」と初めてヘッドのロゴを見るとなんとケニー・スミスではありませんか!

私がまだ駆け出しゴルファーだった頃、このクラブはカスタムメイドの超高級品で、アラブの富豪、ハリウッド俳優、アメリカ大統領などなどの人々が自慢気に持っていたクラブなのです。

迷わず購入したわけですが、こんなクラブがなぜ780円で売られる運命になったのか、気になります。写真にも写っていますが"ym"のイニシャルは元の持ち主のものです。ymさんに何があったのだろう…。

ある時、わが敬愛するゴルフライターの西澤忠さんとラウンドする機会がありました。クラブの話をしているうちに「もとの持ち主を調べてあげましょうか?」となりました。142732というシリアル・ナンバーがついているのでKansas CityのKenneth Smith社に問い合わせれば判るのです。

しばらくしてメールが届き、「ミヤケ・ヤスマツさんという人が1970年にローマで注文した」とのこと。

判ったのはそこまでで、このミヤケさんが何者なのかはわかりません。その謎を引きずったまま、私はケニー・スミスを振りつづけています。

芯を外すと手にズシンとショックが来てボールも大して飛びません。芯に当たると鋭いショットになり、高性能クラブに負けません。そして30年たった古風なクラブでも70台が出ることを実証したのがなんだか嬉しいのですね。

ところで、買って一年経過した時に、グリップのゴムがボロボロに崩れてきたので、近所のプロショップで新しいのと交換してもらいました。その代金はクラブ一本につき1600円。

したがって?私のケニー・スミスのクラブは値段から言えばグリップの付属品になってしまいました。

それにしても、ミヤケ・ヤスマツさんという方を、どなたかご存知ありませんか?

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03・12・31 アジアンタムだったのか

maidenhair fernホウライシダ
adiantum capillus-veneris
アジアンタム カピルス-ウェネリス
03・12・31 横浜市都筑区
Copycenter 2003 Akira Kamakura


これは要するにアジアンタムです。小学館園芸植物大事典によれば、英名はmaidenhair fernのほかにvenus's-hair(ヴィーナスの髪)ともあります。

「日本では琉球列島、九州、四国に自生するが、ときに関東以南の太平洋側の都市近郊に逸出して野生化している」ということで、この写真は、まさにその逸出したものでしょう。

場所は港北ニュータウンの山崎公園の隅の方でチョロチョロと水を流している浅い溝の中です。

イチョウの西洋名"maidenhair tree"のもとになったシダがこんな身近に自生していたとは。しかもアジアンタムであり、知らなかったわけではない。でも、改めて観察すると確かにイチョウそっくり。先日の書き込みでリンクしたmaidenhair fernの写真よりよほど似ています。

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2003.12.30

03・12・30 BOOK-OFFで考えたこと

ラーメン屋に行くのに何か読み物がほしいと思って、めったに行かないブックオフに立ち寄って100円の新書を2冊買いました。元の定価は550円(12年前の出版)と780円(わずか2年前の本!)でした。

その時考えたことが幾つかあります。

■「あざみ野周辺ではいつの間にかブックオフが最大の書籍店なんだ」
既存の書店はだいたいが雑誌店になっていて書籍はあまりストックしていない。そういう意味ではもう本屋じゃないのですね。ブックオフのほうがよほど本屋らしい。

■「要するに書籍の価格が市場価格になってるじゃないの」
かなり大雑把ではあるけど読まれない本は安く、読まれる本は高く、値段がついているわけです。ブックオフとしての仕入れ値段の決め方のことは置いておいて、もっぱら買う側の視点で言うと、そう見えるのです。

立派な装丁の文芸書が100円だったりして、文壇の大御所の権威なんかまるで通用しません。書籍が世間の荒波にモロに洗われて、一冊一冊が自分のマーケット・ヴァリューを虚心に受け止めようと真剣になって棚でかしこまっているようにも見えるのが微笑ましいのですね。

■「当たり前ですが、価格が安いということには大きな意味があるな」
100円ならハズレでもいいし、それこそ読まずに捨ててもいいかな、というお気楽な買い方ができる。ラーメン屋の待ち時間や電車移動のヒマつぶしに100円は、週刊誌はもちろん新聞よりも安い。

■「一般の書店よりは棚の整理が行き届いているんじゃないかな」
例えば日本文学の棚には作家名を大きな文字で印刷した仕切り板があって、遠くからでもよく見える。目的の本が探しやすい。ちょっと古めの作家のプレートもちゃんとある。

■「品揃えが、あの本あったよね、という記憶の時間範囲をうまくカバーできている」
既存の新刊書の書店では新陳代謝が早すぎて一年前に出た地味な本を探すのは無理でしょうが、ブックオフだともう少しユッタリとした時間の中で本に接することができると思いました。

■「問題は著者への印税=お布施ですね。これはどう考えるべきか」
一冊の本がブックオフを通じて5人に回し読みされたとしても著者の印税は一冊分だけというのはおかしいではないか、とにかく五冊分よこせという議論があるわけです。

個人が所蔵することを想定して販売した本が、再び流通市場に戻って来て新刊書と同じ土俵で勝負されてしまうと、中身としての商品価値はまったく減耗していないので、新刊書が圧倒的に困るという側面もあります。

いちおう問題は理解できます。

ただ、一回読んだら古本屋に売ってしまおうという程度の本なんじゃないのか?という疑いも否定できないでしょう。少なくとも売った人にとってはその程度の価値しか無かったと言えます。

買っては見たけれどちゃんと読むヒマや意欲がなくて、「いらないモノ買っちゃったよ」ということになって古本屋に売る場合もあるわけで、この場合は、読んでもいないのだから印税だって払う義務はないだろうという理屈も成り立つでしょう。

最悪のケースは、読んでみたらヒドイ内容で腹が立ったという場合。それを古本屋に売って多少とも元を取り返すのは当然ではないか、ということ。本来なら著者から印税分を取り返したいぐらいだ、ということだってあります。

一人が新刊で買った本が、その後、ブックオフを安値でグルグルと回転して、最終的に気に入って所蔵する人にたどり着くとすると、結局、一冊の本に一人の所蔵者という対応関係が成立します。その限りではフェアな関係になっていると言えるんじゃないかな。

印税というものを、その本来の精神に立ち帰って「お布施」だと捉えるならば、金額は自由だと思います。有り難いと思った分だけ、その人の自由な経済尺度に従って払えば良いでしょう。お布施に相場なんて考え方はありませんよ、と浄土真宗のお坊さんから言われたことがあります。

ブックオフという仕組みが出現して、結局、市場メカニズムによるお布施額の調整が起きたと言えませんかね。

ブックオフ問題というのは、どうも著者の側が、「おい、最近、お布施が少ないじゃないか」とブツブツ言っているようにも見えるわけですね。

■「本の価値は売れることと関係ないのではないか?」
100年経たないと理解されない芸術だったあるわけです。例えば音楽の世界だと、J.S.バッハは今でこそ神様扱いですが、じつは、没後約80年たった1829年に指揮者としてのメンデルスゾーンが「マタイ受難曲」を取り上げるまでは歴史の中に埋もれた存在だったと言われています。

ということは、そもそも存命中に印税制度があったとしても、バッハはあまり儲かっていなかったかも知れないのですね。

でも、300年たっても聴くに値する作品を残すことができたのはなぜでしょう。

どうも本を出すと儲かるぞという風潮が、本の質を落とし、古本屋の在庫を増やす現象を招いているのではないかという気もするわけです。

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03・12・30 草紅葉なんだけど…

雑草とは呼びたくない見事な草紅葉なんですが、名前がわかりません。

草紅葉草紅葉アップ
草の名前がわかりません
03・12・27 横浜市青葉区 Copycenter 2003 Akira Kamakura

名前がわからないままほったらかして年を越すのも落ち着かないので?とりあえず公開。葉はかなり虫に食われています。

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03・12・29 ソムリエとシェフArietta最終夜

通いなれたるアリエッタが2003年12月28日日曜日の夜を最後に閉店となってしまいました。

Arietta玉置さん
権田さんランプ
アリエッタ(右上・玉置さん 左下・権田シェフ)
03・12・28 渋谷区神宮前 Copyright 2003 Akira Kamakura


玉置さんから聞いた話を全部書くわけには行きませんが、場所を移そうと考えた直接的なきっかけは、ビルのオーナーが替わって立ち退きに有利な条件が提示されたからだそうです。しかもあまり交渉ゲームをする余地がない相手だったのだそうで。

で、このあたりもだんだん大人の街ではなくなっているという普段感じていたものがフッと意識されて、決心がついたようです。

Avignonesi新しいお店の構想はしだいに大きく膨らんでいるようで期待できます。

権田シェフから聞いたこと、血液型はB型であると。私は深くうなずいたのでした。

この晩のデザートは京人参のスフレ。それに京都出身の玉置さんが合わせたグラッパがこれです。


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2003.12.29

03・12・29 樹のブレークスルー

Rengyou.jpgフェンスを呑み込むレンギョウ
03・12・29 横浜市都筑区
Copycenter 2003 Akira Kamakura

我が家のレンギョウは植えて12年たってこうなりました。フェンスの先端部分が幹に呑み込まれています。こういうのを見ると植物がなんだか意思をもつ生き物に感じられるでしょ。まったくの思い過ごしでしょうが。

BreakThroughTree.jpgブレークスルーした樹
03・12・29 横浜市青葉区
Copycenter 2003 Akira Kamakura

こちらは法面のブロックの割れ目に育ってしまった木。ここまで育つのに20年ぐらいは掛かっているのではないでしょうか。この逞しい木の種類はわかりません。春になったら確認しましょう。とにかく、あまり見かけないちょっと感動的な光景です。

ただ、この程度のことで驚いてはいけなくて、この手の樹木としてはフィクス属、つまりイチジク属に凄いのがあります。小学館園芸植物大事典にはインドボダイジュFicus religiosaは「この樹の実は石垣の透き間とか祠の石の間に芽を出し、生長してそのまま祠などを包み込んでしまう習性がある。こうして古い祠が閉じ込められて、保存さていることがある」とあり印象的な写真が一枚掲載されています。

ネット上で探すとアンコール・ワットに類似の写真が見つかりますが、樹の種類はインドボダイジュとは違うようです。

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2003.12.27

03・12・27 シラカシの高垣は残った

90TakagakiDscf0562.jpgシラカシの高垣
03・12・27 横浜市青葉区
Copycenter 2003 Akira Kamakura

つい数年前まで、旧荏田宿のあたりは、国道246を横切る信号待ちの車の中から見ると、旧い農家やその面影が残っていて、中でも堂々たるシラカシの高垣が私には印象的でした。

それも最近の道路の拡幅工事で消滅してしまい他人事ながらまことに残念に思っていました。

しかし場所は山内小学校の裏手とちょっと違いますが、まだ残っているのを見つけました。ごらんのとおり、家は建て替えたが高垣は残したと見えます。

思わず見とれてしまうのですが、普通の住宅の庭先なので空き巣の下見と間違われるのが心配で、ゆっくり見ていられないのがちょっと残念です。

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03・12・26 Arrivederci "Arietta"

いつものようにアリエッタから届いた封書をあけると、それは新メニューの案内ではなく閉店の挨拶でした。私のblogのリンクリスト"What You Eat Is What You Are"にある店です。

うーむ、もっと通うべきだったのか…と客の一人として悔やまれます。せっかくのいい雰囲気の店と客筋、モノが分かっているソムリエと、プライドの高いシェフの店が終わってしまうとは。

ま、救いは、オーナーにしてソムリエの玉置さんや権田シェフがこの業界から身を引くわけではなく、銀座方面に場所を移すだけだそうですから、これらかも彼らのワイン選択と料理を楽しむことができるし、たぶん、店に集まる人々にも変わりはないでしょう。

よい店は、通りすがりの客をアテにせず紹介で固定客を少しずつ増やして成り立つので、人通りが少ないひっそりとしたところに店を構えても大丈夫。まさにAriettaはこれなんだと思っていたのですが、現実はそれほど単純ではなかったようです。

玉置さんの挨拶状では表参道という街が「もう大人には似合わない」とあります。確かにそうかも知れませんねぇ。

この店には間違いなくかなりの数の常連客が存在します。ついこのあいだの10周年記念パーティでもずんぶん沢山の人が集まるものだと感心したものです。派手ではないが、メディアで知られた有名人もよく来ます。が、あえて名前は言わないことにしましょう。

さて「12月28日の夕刻から、ささやかながら『お別れパーティ』を催します」とのこと。きっと権田シェフの芸術的な肉料理を楽しむことができるに違いない。玉置さんの的確なワイン選択にまた感心したい。Requiem時代からのバイオリンと同じ赤ニスのインテリアの見納めもせねば。

これは行かねばなるまい。

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2003.12.24

03・12・24 ユヅルハとユズリハ

たまプラーザにある國學院大學の「萬葉の小径」は私が時々寄り道するところです。キャンパスの外周に沿った植栽なので通りすがりに見るともなく見ることができます。

この國學院という学校にふさわしい、なかなか気の利いた企画だとかねがね思っていたのですが、ステンレスの銘板には櫻井満さんという先生の指導のもと平成六年に作られたと記されています

この間もぶらぶらと眺めていたら、ここで引っかかって立ち止まってしまいました。

yuzurihaPlateDscf0547.jpg「いにしへに 恋ふる鳥かも 弓絃葉(ゆづるは)の 御井の上より 鳴き渡り行く」弓削皇子 巻二・一一一

ユズリハは「弓絃葉(ゆづるは)」だったの?確かに、もともと「譲る」意味だったら「ゆずるは」と言う筈がないでしょう。

それに「和名のユズリハは『譲葉』で、新葉が出て旧葉が落下することによる」(小学館園芸植物大事典)という際立った特徴こそが萬葉歌人にも歌い込まれていなければおかしい。

しかしこの植物を歌ったのは二首しかなく、上に書いた弓削皇子も、もう一つの作者不詳の「あど思へか阿自久麻山のゆずる葉の含まる時に風吹かずかも」にも「ユズリハ」の最大の特徴は踏まえられていないのです。

だとすると、この植物の葉の何かが「弓絃」に結びついていたのでしょう。形なのか用途なのかなんなのか?和弓の弦の原料は麻でしょうから他の植物の出番はなさそうですが。

それが後の時代になって「ユズル…」は「譲る」だということになり、だったら「ユズル…」はおかしいので「ユズリ…」に変化したのでしょうかね。

こういうネタはまたヒマな時に譲りましょう。

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2003.12.23

03・12・23 岡本太郎式?剪定

岡本太郎式剪定の例プラタナスかな?
03・12・23 横浜市青葉区
Copycenter 2003 Akira Kamakura

写真をクリックすると拡大します

この写真をジーッと見ているとだんだん岡本太郎の姿に見えて来ませんか。たまプラーザ駅前のプラタナス(かどうか自信がありませんが)です。冬木立ちではこういう剪定が目立ちますね。でも、岡本太郎だと思うとゆるせる。

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03・12・23 立体写真で冬の桜並木を鑑賞

左目で
03・12・23 横浜市青葉区
右目で
Copycenter 2003 Akira Kamakura
北緯35度33分52.3秒,東経139度33分58.1秒たぶん旧大山街道の一部だろうと私が勝手に思っている桜並木。桜の枝が近景から遠景までよく見通せるので立体感がでやすいだろうと思って立体写真として撮りました。いかがでしょうか。 【追記】その後知ったのですが、大山街道ではありません。これは現國學院大学、旧陸軍射撃場の下を流れる暗渠の続きと思われます。

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03・12・23 林達夫式園芸

林達夫は園芸随筆「作庭記」の最後のところでこんなことを言っています。

ファーブルは自分の庭を一種のアーボレータムにして自分の植物研究に資すると共に、同時にそこを数限りない虫の集合所にした。私もいわゆる庭作りをしているのではない。私はファーブルよりももっと欲張って、庭仕事によって歴史と美学と自然科学と技術との勉強をしているのである。いわゆる庭いじりは私の最も嫌いなものの一つで、そういう文人趣味には私は縁がない。

ちなみにこの短いエッセイは「日本の名随筆別巻14『園芸』」(柳宗民編 作品社)に収録されています。

別のエッセイ「わが失楽園」にも、やはりファーブルからの影響について語っています。

ヒースが十何種かありました。アルプスの、ピンクがかった白の花に匂いのあるツリー・ヒース(エリカ・アルボーレア)は三メートルほどにも伸び、それが枯れてからは、長男がファーブルの真似をして、その根や枝でパイプやシガレット・ホルダーをせっせと作っていました。ご存知のように、パイプのブライヤーの木は、この種のヒースの根の塊です。

こっちのエッセイは図書館から借りて来たときにとったコピーが手元に残っていてそれを写したのですが、はて、その本の題名はなんだっけ?わかりません。

パイプに使われる細かな節や筋が入り混じった稠密感あふれる材はよくローズウッドと呼ばれるでしょう。だから私はブライヤーというのはバラの根だと思い込んでいました。それが間違いだったと教えてくれたのが上のエッセイでした。

ところで、ギターの最高級素材の一つであるハカランダ(Jacaranda)はBrazilian Rosewoodとも呼ばれるのですが、実体は、ノーセンカズラの仲間です。私のマーチンの素材はこれです。(なお、リンクした写真のJacarandaはオーストラリアのものです。)

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2003.12.22

03・12・22 ヒヨドリを待つクロガネモチの実

クロガネモチクロガネモチ
Ilex rotunda
03・12・21 横浜市都筑区
Copycenter 2003 Akira Kamakura

クロガネモチの実の赤さがひときわ目立つ季節になりました。そのうちヒヨドリが食べに来るでしょう。庭の実をトリがついばんでくれると「あっ、うまそうに食べてるよ」と客の食べっぷりに目を細める食堂の主みたいな気分になります。

カミキリムシにはエゴノキを一本だめにされた苦い思い出がありますが、毛虫でもアブラムシでもコガネムシでもカマキリでも、みんなもってけ泥棒てなもんで、わが庭では殺虫剤も除草剤も一切使いません。真夏にコガネムシがムクゲの花の中で花粉にまみれて陶然としている姿を見るのがけっこう好きです。

高校時代に読んだレーチェル・カーソンの「沈黙の春」が刷り込まれているんですね。

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2003.12.21

03・12・21 エリカの古い秘密

ジャノメ・エリカジャノメエリカ
Erica canaliculata
03・12・21 横浜市都筑区
Copycenter 2003 Akira Kamakura

植物学的にとても興味深く謎が多いとされているエリカが咲き始めました。花の期間が長いので我が庭では冬の華やぎの基調になっています。かつてはいろいろな種類のエリカを買いこんだのですが、根付きませんでした。手入れに熱心じゃないからでしょうね。

今から10年以上前の1992年4月9日付けで私がNifty-Serveに登録していたプロフィールを引っ張り出してみました。こんなことが書いてあるんですね。実にムダの多い11年間だったことがよく分かりますねぇ。

鎌倉 章 / ハンドルはbee / 横浜市港北区に住んでいます。

色々なエリカを手に入れたいと思っています。
これまでに庭に植えているのは、
- ジャノメ・エリカ
- クリスマス・パレード
- エリカ・パールネックレス(たぶんエリカ・カルネア・ラセア)
- スズラン・エリカ
- アワユキ・エリカ
- エリカ・キネレア
- バラエティ・プラウドリィ
- プラメージ
- シリアス・ジール
- アイリッシュ・オレンジ
- エルシー・バーネル
- フォークスト・ピンク
- ジョン・キャングトン
- ツガ咲きエリカ
- エリカ・カウンティ・ウィックロー
- エリカ・ゴールド・ヘッズ
- エリカ・レッド・センセーション
- ダボエシア

はたしてこれは全て正式の名称なのかどうか。園芸店がつけていたラベルをそのまま書き写しただけです。シリアス・ジールだなんて、Serious Gillなのかいな?と半信半疑。ツガ咲きエリカもたんなるエリカ・カルネア・ラセアだと思うのですが…。
…(以下省略)…

Ericas of South Africa

このようにエリカ狂いだった頃、こんな専門書まで買ってしまいました。「南アフリカのエリカ」という本です。

冒頭に書いた興味深い点というのは、この450種類ものエリカを掲載する本の前書きで知ったのですが、全世界で南アフリカだけで約24000種類ある植物のうち、エリカ属はひときわ数が多く657種類もあり、第二位のプロテア属の約2倍にもなると書いてあります。(【注】全世界だと約25万種でした。04・03・24訂正)

エリカ=ヒース=heathというとゴルファーはスコットランドの風景を思い浮かべるかも知れませんが、ヨーロッパのエリカはたった21種類しかなく、他のすべては南アフリカのきわめて狭い地域に分布しているというのです。不思議ですね。

人類の起源とその後の各地への移動と、どこかでつながっているんじゃないか?と勝手な想像力を刺激するところがエリカにはあるのですね。

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03・12・21 コハウチワカエデと帰納知性

ハリギリコハウチワカエデハリギリ
Acer sieboldianumKalopanax pictus
03・12・21 横浜市都筑区 Copycenter 2003 Akira Kamakura

学生時代、樹木図鑑を抱えて上高地にハイキングに行きました。ちょっと重たい北隆館の検索樹木図鑑を持って行くという馬鹿げた企画に賛同してくれた物好きは確か三名だったかな。

当時、理論物理学が知性の花形だった時代ですが、大学入試に博物学的な知識はほとんど要求されていませんでした。高校で生物学を勉強してきたことになっているのだけど、目の前の現実の植物の名前を言えないまま大学に合格できる。

演繹的な知性を重視するあまり帰納的な知性を軽視しすぎていたのでしょう。で、英文法は知っているけど英語は話せない、植物分類学は知っているけど植物は知らないということがおきてしまったのですね。

そのことの異常さにようやく気がついたのです。

島々から徳本峠越えで行き、知らない樹木が目にとまると「なんだろう?」と立ち止まって調べます。そもそも知らないものばかりなので中々目的地にたどり着きません。

でも、知らない樹木を見上げて「これはオオイタヤメイゲツかぁ」と確認すると、その姿形がしっかりと記憶に定着することが実感できました。なんだか一番肝心なことを学校で教えてくれなかったな…と思ったものでした。

今でもはっきり覚えているのがその「オオイタヤメイゲツ」というカエデです。「コハウチワカエデ」はあれと良く似ていて、だからついついあの時のことを思い出すのです。

教科書がない混乱状況で生き生きする知性はまずは帰納型でしょう。見知らぬ国で現地語をあやつりたくましく生活できるのは、文法メチャメチャだけど話しは通じるタイプの方が強いでしょう。syntaxは知らないけどsemanticsは知ってるということかな。

ネットワーク社会もとうぶんそういう状況が続くのでしょうか。

植物図鑑によるとコハウチワカエデは日本固有のカエデであり、その学名はプラントハンターでもあったシーボルトにちなんでつけられているんですね。

【しかし…】2006年5月4日追記

続きを読む "03・12・21 コハウチワカエデと帰納知性"

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2003.12.19

03・12・19 blogビジネスの条件の一つか二つ…

blogに自分の考えたことを蓄積できるということの意味をひきつづき考えています。

人と人とがblogのトラックバック関係を通じて出会うときに、お互いの人となりの背景を知るのにきっと役立つだろう、だから新しいリレーションがスムースに生まれて行くだろう、ということは前に書きました

ただ、書き溜めたものがいつの日にか消滅したり雲散霧消したりするのでは困ります。

しかし幸いblogのデータはXMLで記述されているようなので、おそらくデータ構造を維持しつつ未来永劫この器を残すことは簡単に実現できるだろうと思います。

分かり易く言うなら、blogは個人が生産した情報のお墓になると思っています。書き手がこの世からいなくなっても後に残る情報のお墓です。故人の書斎というのは、遺族としてはとても処分に困るものですが、ネット上のblogならなんとかなりそうじゃありませんか。

しかもそのお墓が、たとえ霊園から霊園へと移転したとしても、つまり、blogサービス提供者が変わったとしても、お墓自体に変わりはない、情報の構造も失われず維持できる、と期待しております。

未来永劫ムダにはならないと思えばこそ、blogという容器にセッセセッセとメッセージを貯める気になろうというものです。

で、そういうことなら、ついでに、メッセージの書きこみ更新時刻証明も実現してほしいと思います。

blogにメッセージを書いて、さらに書きなおしたり更新を重ねて行った場合に、現状のココログでは、タイムスタンプが変化しません。最初に書きこんだ時刻のままになっています。

ここは一つ、せっかくのXMLアプリケーションなんですから、書きこみのバージョン管理機能をつけてほしいものです。最初に書きこまれたのが何月何日何時何分で、その後、ある時刻にある文字列が追加されたり削除された、ということを逐一記録してほしい、という注文です。

目的はアイディアのオリジナリティの証明サービスです。

今の世の中、学会の存在しないような分野で、本当は誰が最初に考えたアイディアなのかを追跡したり認定したりする仕組みは存在しないでしょう。

それが学術的なことではなくトリビアみたいな意味合いでも構いません。でも、とにかく誰が最初なの?という問題に、それは私ですと証拠をもって名乗り出ることができるような書きこみ時刻証明を運営側が発行するサービスを想定しています。

きっとblogで知的生産をする励みになるでしょうね。

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03・12・19 この草なんだっけ?

90KusaSkybackDscf0474.jpg

コセンダングサ
Bidens pilosa
03・12・18 世田谷区玉川
Copycenter 2003 Akira Kamakura

こどもの頃、このひげだらけの草の実を投げ合いセーターにくっつけて遊んだものだった。
空き地がへった今、あまり見かけなくなった。


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2003.12.16

03・12・16 誰がために印税は成る?

私が東フィルの賛助会員になって2シーズンが経過しました。

日本のオーケストラはどこも経営的には苦しいと聞いています。オケの数が多いのか演奏家の数が多いのか、はたまた聴衆側にクラシック人口が少ないのか、なんとも言いがたいところです。

しかし巷には相変わらず音楽が溢れています。音楽自体が不景気とはとうてい信じられません。

さて、音楽家が手にするギャラや著作権料のうち、特に、著作権料は過去の仕事が生み出す利息みたいなものですから「おいしい」収入だろうと思います。

じつは、私の友人の吉岡誠さんが、もうかれこれ15年近く、デジタル時代の著作権保護技術の開発に取り組んでいまして、数々の特許も取得しています。吉岡さんのblogがまだできていないと思うので、かわりに米国特許を一つ参照しておきます。

著作権は音楽だけというわけではありませんが、でも、吉岡さんは日本のデジタル・オーディのパイオニアの一人である元コロンビアの穴澤さんなどとのお付き合いの中で技術開発を進めて来たことを考えると、やはりおもに音楽著作権が頭にあっただろうと思います。

「吉岡さんの技術が高い志に根ざしていることは認めるけど、だがしかし、その技術は一体誰の利益を守っているんですか?」というのがグラス片手に私がふっかける議論の一つです。

吉岡さんは大変な饒舌家ですが、私とて、たまには彼が口を挟むスキを与えないこともあります。

「音楽って〜ものは長いながい歴史の積み重ねがあって成り立っているわけでしょう。現代のポピュラーなヒット曲の和声進行やら対位法的な表現で19世紀までの西洋音楽の中に見出せないものはひじょうに稀でしょう。」

ダイヤモンドの和田さんが良く言っていることに、イミテーション⇒バリエーション⇒クリエーションというのがあります。
50wadadscf0485.jpgまずは物まねがある。つぎにそれを自分流にひとひねりするバリエーション。それを散々やり尽くした後に初めてクリエーション=創造の世界に突き抜けることができる、というのです。」


私ワダよねぇ♪ 03・12・18 和田昌樹さん Copyright 2003 Akira Kamakura

「現代の流行り音楽の大部分は過去のそうとう古い音楽文化遺産のイミテーションかバリエーションだろうと私は思いますよ。」

「で、もしも著作権という過去の遺産の利息を受け取る仕組みがどういう人にこそ授与されるべきか?といえば、当然、クリエーションの人でしょう。」

「でもクリエーションの人は皆あの世に行っちゃってるんで契約書にサインできない。」

「吉岡さんの技術は結局イミテーションやバリエーションの人たちを金持ちにしているんですよ。運良く金持ちになった人たちが更に研鑚を重ねてクリエーションの段階に進化してくれれば良いけれど、現実はお金というものは逆効果を発揮していると思いませんか?金持ちになったアーティストはだいたい色褪せて行く。だとすると、一体なんのための著作権保護だったのか?」

「非常に極端なケースだけど、最近逮捕された歌手のマイケル・ジャクソンの豪邸や豪遊は印税収入でまかなわれているわけでしょう、おそらく。」

「そう考えて来ると、音楽とか言語とか、とにかく人類の長い歴史の中での共通の蓄積があるものは、表現者はその蓄積にこそ多大な恩恵を受けているのであって、たまたまその遺産を上手にアレンジして使って見せたからといって、ことさら金銭的に優遇する必要はないのではないか?」

「ということは、もっと自由に著作物のコピーを許し、極論するとその対価を取ることを制限する方が、人類全体にとってはメリットが大きいのではないか?あるいはもう一つの案としては、著作権収入に対しては特別に厚く課税し音楽や言語などそれぞれの分野の基礎的な文化遺産の維持や拡充活動の財源にするとかね。吉岡さんの技術を生かすという意味では課税強化の方がいいかも知れない。」

吉岡さんと飲むと、だいたいグラス片手に何かしら議論をしていますね、はてしなく。

私としては、こんな議論を吹っかける一方では、とりあえずは東フィルの賛助会員になっている、というわけです。

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03・12・16 フィル東カイボーネン

名雪さん
03・12・15 渋谷区初台
十亀さんの顔も見える
Copyright 2003 Akira Kamakura
チェロを始めた吉岡さんからコメントをもらった今晩、私はこんなカイボーネンしてました。いや、写真は私じゃありませんよ。確か演奏しているのはフルートの名雪さん。曲はタイスの瞑想曲。聞こえませんが。 (ここで聴けるかも?)

ところでこのタイスの瞑想曲は「娼婦の贖罪の瞑想」なので、「結婚式の余興には…ご法度」ですか。忘年会ならいいわけですね。

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2003.12.15

03・12・15 今日は歴史的休刊日かな

フセイン元大統領をつかまえたという歴史的ニュースを日本の新聞は報道できなかった。

なぜか?今日はnewspaper holidayだから。

ニュースに休日は無い。そんなことははじめから判っているのに。
とうとう取り返しのつかない事態になった、と感じて欲しいものです。

心あるジャーナリストは忸怩たる思いに苛まれていることでしょう。ぜひそれを行動に移してほしいものです。

じつは、私は、前回の休刊日にキオスクでいつもの日経新聞を買おうとして、「ありゃ休刊日か」ってことで、かわりにInternational Herald Tribune紙を買ったのです。その時このIHTの報道姿勢にひきつけられて、以来、駅ではこの英字紙一本。

で、今朝、空っぽのラックの並ぶキオスクで、あれから二回目の休刊日が来たことを知ったわけです。

休刊日でも英字新聞は休まないのですよ。あたりまえか。

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2003.12.14

03・12・14 シャトー・マルゴー'64は生きていた

90margauxDscf0456.jpgChateau-Margaux 1964
03・12・13 大田区田園調布
Copycenter 2003 Akira Kamakura
昨晩、思いがけず1964年のシャトー・マルゴーを飲む機会に恵まれました。

あるパーティに遅れて見えたご夫妻のまったくの予想外のsurpriseの手土産だったのですが、急いでデカンタージュして一時間も経たないうちに飲み始めてしまいました。みんな我慢できない!

ちょっとピークを過ぎているかな?というのが正直な第一印象。とはいえ、40年もの時を経た味わいがあります。こういうのを銀座TORIFUJIでは"MURATAワールド"と呼んでいました。このマルゴーは軽くMURATAしている。でも私はその手のものも好きなので少しも失望感がありません。

ところが、さすがマルゴーはマルゴーです。抜栓後の時間がたつにつれてだんだん開いて来ます。本当に眠りから覚めるかのようにみるみる変化します。まさにワインが生きていると感じる瞬間です。そして最後は女盛りの華やかさをふりまいてデカンタから消えて行きました。

「行かないでくれ!」
だめか…。

64年はHugh JohnsonのPocket Wine Bookのたまたま手元に転がっている2002年版をみると、飲み頃リストは58年・61年・78年とつながっておりまして、64年はなんだかずっと以前から圏外に追いやられていた感じですね。

いやー、久しぶりのgreat wineでした。

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03・12・14 TECHNORATI でお久しぶリンクの発見

このサイトhttp://www.technorati.com/に行って自分のblogのURLを入力すると誰が自分にリンクを張っているかが判る、という知恵を得て、早速やってみたところ思いがけない結果が出ました。

いやー、おなつかしい、南さんじゃありませんか。ココログのシステム提供側にいらしたんですね。

ちょうど良かった!今週の12月19日の金曜の夜18時30分から、かつてのGMアライアンス関係の同窓会があります。今年は私が幹事役をやっております。今のところ15名ほど集まる予定でCAからも一名参加。場所は神楽坂MATOIです。よろしかったらお出かけください。突然あらわれても席はなんとかなります。

というぐあいに、blog探検はマニュアルもなく、手探りでどんどん進んで行きます。

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03・12・14 トラックバックの良いところ

blogが広まることによってどんなネットワーク社会が出来上がるのだろうか?

約一週間の体験で感じたこと。

blogワールドでは自分の発言はすべて自分のblogにたまって行くってことが大きな意味をもっていると思います。

たとえ友人のblogのメッセージを読んでなにか言いたいことがあったとしても、自分の意見はまずは自分のblogに書くんですね。そして、そこに相手のメッセージのトラックバックURLを付加するという方法で相手サイトに投稿する。

従来発想だと、相手のサイトに出かけて行って相手のメッセージを読んで、そこでコメントを書きこんで帰ってきちゃう。喩えはきたないけど、イヌがあちこちにマーキングするみたいに。

あちこちでコメントを書きまくっていると、やがて何処で何を書いたのか自分でもわからなくなってしまう。

コメントされた相手方としても、通りすがりの見ず知らずの人からコメントをもらっても、どこまで誠実に対応してよいやらわからない。

しかし、blog流では、相手のサイトに書きこんだように見えて、じつは、相手から自分のところにリンクが張られているんですね。コメントメッセージは書きこみをした当人のサイトにある。自分のメッセージは全部自分のblogにたまって行く。

このやり方のいいところ、つまりblogのトラックバックのいいところ。

自分にとっては、書けばかくほど自分の書きこみが資産のようにたまる充実感を味わうことができる。いや、資産といえるほどの内容があったとして、ですがね。でも、昔、パソコン通信時代に感じた知的浪費感とでもいうべき虚しさからは解放されると思う。

トラックバックでコメントされた側にとってはどうだろうか?

コメントが付いたことを知って相手のメッセージを読みに行くと、そこには自分へのコメントとして登録されたメッセージだけでなく、書き手がこれまでに書き溜めたすべてのメッセージがある。どんな情報をウォッチしている人なのかもリンクでわかるし、ページデザインのセンスも分かってしまう。

それを(ヒマなら、ですが)いろいろと読むことでコメントを付けた人の人物について背景情報がわかるということです。

現実の社会では新しく仕事をすることになった相手について、知人に電話して「ねぇねぇ、あの人はどんな人なの?」「いや、いいヤツだよ」「じゃ安心」とたずねることが時々ありますが、当人がblogを開いていくれればそんな必要もなくなってしまうかも知れません。

ということで、blogの世界で活動するには、まずは、自分が何者であるかを自分のblogによく表現しておくことが大切なんだ、と私は思いました。

その蓄積は後でトラックバック関係を築く時にきっと役に立つわけだから、必ずしもカラオケ的な自己満足だけで終わるとも言えないでしょう。

そうしておけば、他人のblogにトラックバックでコメントを付けるときに、ご挨拶やら自己紹介やらを省略してズバリ言いたいことを言っても、たぶん失礼にもならないし相手の感情を害してメラメラとflamingに発展することも少なくなるでしょう。

blogは、たくさんの人といいお付き合い関係を築いて行くのに、とても効率的で効果的な仕掛けだと思いました。

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2003.12.13

03・12・13 この実なんの実?ハヤトウリ

ハヤトウリハヤトウリなんだそうです
03・12・13 横浜市青葉区
Copycenter 2003 Akira Kamakura
何の実かなぁの疑問を解決しないまま友人宅のパーティに出かけ、さきほど帰宅しました。そしてblogを開くとHidebooさんのメッセージにトラックバック。

ハヤトウリというのですか。さっそく写真のキャプションを修正しました。

blogの微妙な面白さを感じました。Hidebooさん、ありがとう。
さて、相互的なトラックバック関係は定義できるのかな?やってみましょう。

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03・12・13 マルバアサガオかな

マルバアサガオマルバアサガオ
Pharbitis purpurea (Ipomoea purpurea)
03・12・13 横浜市都筑区
Copycenter 2003 Akira Kamakura
マルバアサガオは、園芸植物大事典によると
「原産地は熱帯アメリカで、園芸植物としてアメリカ、ヨーロッパその他の地域で栽培されており、また、野生化している。日本には明治時代に導入されたと推定される」
「アサガオよりも耐寒性が強い」
「各地で栽培逸出したものが野生化している」
「つるがよく伸びて繁茂し」
などとある。

写真のものを見た印象とよく一致しています。
冬のアサガオってのはどうも季節感が狂うなぁ。違和感があります。

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03・12・13 blog歴七日間

新しいテクノロジー大好きおじさんの和田さんがblogを始めてもニュースにならない。まわりの友人たちは「アッソウ。またなんかやってんのね」ていどの反応しか示さなかったんじゃないかな。和田さんとしては「ドーシテこの凄さや面白さがわかんないのよ、もー」と思ったにちがいないのです。

しかし、古河さんには驚きました。どうせ若手のスタッフに口頭で指示を出して書かせてんじゃないのぉ〜?と思っていたら、大変失礼いたしました。ご自分で手作りだったんですね。これはなかなかのインパクトです。

このblogというサービスといい古河さんの自ら使って見る姿勢といい、とてもニフティらしさがにじみでています。

さて、今日で七日間たって私のblog「天地創造」が一段落しました。

15年前のパソコン通信ブーム?にどっぷりとつかった私ですが、blogでは久しぶりにめくるめく知的刺激を味わっております。

まず、自己表現の場としてとてもいい。テキストはもちろん画像も何もかも放り込める。気の利いた出来合いのデザイン・テンプレートが用意されているので、利用者はコンテンツに集中できるのもいい。

リンクという形で自分と関係のある人々や物々を表現できることもいい。

「あそこにあるアレ、あれはアタシの知り合いなの」とか、「あいつはいい事言ってるよ。見上げたもんだ」とか「これを知らなきゃ通とは言えないよ」とかね。

これはネットワーク社会の成熟の恩恵ですね。気がついたらかなりの人やモノがネット上にpresenceをもっているということですから。リンクで参照するだけで指示代名詞「あれ」の実体が相手に伝わる。もっとも張ったリンクがいつまでも有効かどうか。これは将来の課題でしょう。

とまあ、まずはどうでもいいようなことを書いて、この"NET VALUE ADDED"カテゴリの始まりとします。

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2003.12.12

03・12・12 スカイロケットの話

スカイロケット スカイロケット
スカイロケット
03・12・13 横浜市都筑区
Copycenter 2003 Akira Kamakura

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2003.12.11

03・12・11 イチョウは乙女の髪の木?

東京都の木であるイチョウは日本ではありふれた樹木ですが、欧米には本来なかったものです。

90Dscf0423.jpgイチョウ
03・12・10 東京都世田谷区玉川
Copycenter 2003 Akira Kamakura
私の樹木趣味に強く影響を与えたイギリスの園芸家にしてワイン評論家のヒュー・ジョンソン(Hugh Johnson)。彼の「樹木百科」"Encyclopedia of Trees" 1984年版は薀蓄の宝庫で植物学者の学術的事典とは一味違う余計なことがいろいろ書いてあって面白いのです。(その後この本は題名が改変されたようですが)

たとえばこのイチョウ、西洋がこの樹木の存在を初めて知ったのは1690年にエンゲルベルト・ケンペル"Engelbert Kaempfer"(1651-1715)のレポートによるとあります。彼は東インド会社の医師であり植物学者でもあった人で、1690年と91年の2回、外交使節団の一員として江戸を訪れた時の報告で、日本のいろいろな樹木を初めて西洋に伝え、桜、コブシ、カエデなどを西洋に持ち帰り、また、イチョウを「発見」したことになっているのです。

いちおう確認のために白幡洋三郎の本を調べると、ケンペルこそが日本を訪れた最初の「プラントハンター」であり、その後80年以上誰も来ておらず、シーボルトにしても彼の132年も後だとあります。

Hugh Johnsonの本に戻ると、西洋最初のイチョウの木は1730年に日本からユトレヒトに届き(ケンパー訪日と時間が離れすぎているのが気になりますが)、1754年にイギリスのキュー植物園がそれを買い取り、その時に、"maidenhair tree"つまり「乙女の髪の木」と命名されたといいます。その由来は身近にあった植物で唯一奇妙な葉の形が似ていたmaidenhair fernというシダからきているとのこと。

イチョウはそれからさらに30年後にアメリカのフィラデルフィアにも移植された…と、実にキッチリと、まるで戸籍謄本のように記録されているんですね。キュー植物園を戦略本部とするプラントハンター帝国の歴史はじつにしっかりしているのに驚かされます。

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2003.12.10

03・12・10 日本特産キカラスウリ

イチョウの枯れ葉にまぎれて見づらいですが、日本特産のキカラスウリ。黄色いだけでなくちょっと大きいカラスウリ。

Dscf0424.jpg キカラスウリ
03・12・10 世田谷区瀬田
Copycenter 2003 Akira Kamakura
カラスウリ、カラスムギ、カラスノエンドウ。ウリ、ムギ、エンドウの頭にカラスをつけると、「一見すると食べられそうだけど人間は食べないよ。きっと悪食のカラスあたりが食べるんじゃないの」というニュアンスになる、と私は思います。

でもねぇ、カラスウリをくわえて行くカラスは見たことないのです。だからこそ、冬になっても赤い実が全きままツルにぶら下がっているのではないのかな。カラスノエンドウだって実は食用になり私も食べたことがありますが、カラスは見向きもしない。植物の名前の頭につく「カラスの」は、カラスと人間の邪魔モノ関係を物語っているような気がします。

カラスウリの伝播作戦は毎年シャクトリムシのように少しずつ蔓を遠くに伸ばし、そこに熟した実を落として新たな拠点を作ることの繰り返しではないのかな。どうも鳥は関与していないのではないかと感じます。
※03・12・12夜 後からの補注ですが、似たような、でももっと徹底した観察をしている方がおられます

Dscf0428.jpg カラスウリ
03・12・10 世田谷区瀬田
Copycenter 2003 Akira Kamakura
カラスウリが家の壁面に張り付いている珍しい眺め。このカラスウリは根を張って多年草になっているのでしょうね。

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2003.12.09

03・12・09 鳩よ

今晩は気温が下がり、この冬一番の冷え込みではないでしょうか。
ngr.jpg

弊社のビルの玄関は自動ドアが二重になっており、二つのドアの間にちょっとした空間があります。

7時30分頃、仕事を終えてビルから出ようとすると、その空間の床にハトの形をしたモノが置いてあるのに気づきました。なんでこんなところに?ハトの縫いぐるみか置き物か、それとも、まさか、生きた本物かい?と思って顔を近づけると、頭を体の中に埋め込むようにして寒さに耐えている鳥が確かに息をしています。一見すると形も大きさもハトのようだけど、色が上品な薄茶色で、あまりらしくない。

おもわず「どうしたんですか、大丈夫ですか?」と声をかけたくなるようなたたずまいです。が、芝居じみた行為は控えて、デジカメだけ撮らせてもらいました。

ほんとに、どうしたんだろうと思いつつも、ちょうど一ヶ月半ほど前に我が家の庭で孵ったハトのヒナのことを思い出していました。
qi.jpg


我が家の百日紅の木に鳩の巣があることに気づいたのは2-3年前のこと。冬は落葉してアッケラカンとなるこの木に、常緑のカロライナジャスミンがこんもりと覆い被さって、天敵の目から安全に逃れられる空間ができていたのでした。

去年はヒナが孵った気配はありませんでしたが、今年は、せっせと餌を運ぶ親鳥の姿でわかりました。10月のある朝、脚立に乗っかって腕を伸ばしてデジカメを捧げもってあてずっぽうで撮ったのが上の写真です。

鳩のヒナの成長は驚くほど早く、二週間もしないうちに飛び立って行きました。のんびりしていたのではカラスにでも狙われてしまうのでしょう。

さて、小枝を集めた粗末なempty nestは今も残っています。うちの庭で育った雛が来年は親鳥になって、この巣に産卵と子育てにやって来るかも知れないよね、と家内も言います。

繁りすぎたカロライナジャスミンは明かに百日紅の重荷になっています。ガードナーとしては、剪定方針を巡って心が乱れるのでした。

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2003.12.08

03・12・08 ヒメツルソバがようやく居着いてくれた

o.jpg ヒメツルソバ
Polygonnum capitatum
03・11・16 横浜市都筑区
Copycenter 2003 Akira Kamakura
園芸を始めてまもないころ、私が妙に心引かれたのがヒメツルソバでした。いや、そのころは名前すら知らず、通勤の途中に古い農家の土蔵があり、その土台のあたりにひっそりと咲いていたのを見初めたのでした。

苦労して名前をつきとめて、園芸店に注文し手に入れて、庭に植えました。しかし、ほかの植物との縄張り争いに負けたのか、いつのまにか姿を消してしまいました。

それから約10年が経過しました。何も知らない家内は何処かの園芸店でヒメツルソバを買ってきて、西陽があたる玄関前に植えました。こんどは処を得たというべきか、しっくりと根付いています。

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03・12・08 クロフネツツジの謎

ntl3.jpg クロフネツツジ 
02・05・18 北軽井沢
Copycenter 2002 Akira Kamakura
私の植物学の師匠である徳永民雄さんの北軽井沢にある別荘に植わっているクロフネツツジです。なんで「クロフネ」なのか、よくわかりません。写真は去年の5月、もう花が終わりかけた頃のもの。 徳永さんの親父さんは北大出身の植物病理学者・徳永芳雄教授で、この木も北大ゆかりのもののようです。

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2003.12.07

03・12・07 ゴルフ場でも植物見物

常磐道水戸インター近くの笠間東洋ゴルフクラブに行ってきました。冬型の気圧配置のわりには穏やかな快晴に恵まれてラッキーな一日でした。

笠間東洋は、ゴルフ通には井上誠一の遺作として知られ愛されている味わい深いコースですが、植栽的にもなかなか面白いところです。

今年はマメガキを鑑賞しました。その名のとおり豆粒のようなミニ柿です。食べればよかったのかと思って図鑑を調べると、黄色いうちはまだだめで霜にあたって黒紫色になると甘味が増すとあります。ちなみに去年の秋は、熟したムベにありつきました。話には聞いていた蜜の味を初めて味わったものです。


マメガキ
マメガキの実
03・12・07 茨城県笠間市
Copycenter 2003 Akira Kamakura
マメガキの枝
下の写真の奥の方に見えている緑の円柱状の隊列はたぶんカイヅカイブキのトピアリーだと思います。
ConiferColumns.jpg
トピアリー
03・12・07 茨城県笠間市
Copycenter 2003 Akira Kamakura
この百日紅は巨木です。樹齢何十年でしょうかね。世間一般では、花を咲かせようと剪定して握りこぶしのような見苦しい節ができたものが多いのですが、自然樹形は冬でも鑑賞にたえます。
GiantSarusuberi90.jpg
百日紅の巨木
03・12・07 茨城県笠間市
Copycenter 2003 Akira Kamakura

ゴルフの話もちょっとだけ。
11tee90.jpg

笠間東洋GC11番ホール
03・12・07 茨城県笠間市
Copycenter 2003 Akira Kamakura

スコアカードには眼鏡橋の11番ホールがスケッチされています。シグネチャーホールなのでしょう。しかしこの写真ではほとんど見えていません。
笠間東洋GC16番ホール
03・12・07 茨城県笠間市
Copycenter 2003 Akira Kamakura

印象的な16番の池越えの右ドッグレッグは、まさにリスク・アンド・リワード、大胆に攻めて成功すれば報われるホール。失敗すると疲れます。
16teepondview.jpg



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2003.12.06

03・12・06 きみはマーガレット・アイビーだったのか

前回までのあらすじ)
可憐で清楚な菊の花が咲くivyは、ひらめき検索の結果、
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セネシオ・ミカニオイデス
学名 Senecio mikanioides (=Mikania scandens)
和名 ツタギク
英名 german ivy
科名 キク科
属名 セネキオ属
原産地 南アフリカ
------------------------------
ということになった。

german ivyという通称を手がかりに調べて行くと、近年、カリフォルニアではこれが猛烈な勢いで在来種を駆逐する有害な植物とされており、名前もgerman ivyをcape ivyと改めて、まさに州を挙げてその根絶に奮闘しているところ。

(続編)ところが、さらに調べてみると、このivyはSenecio mikanioidesではなく、Senecio macroglossusであり、性格も悪い子ではなさそうです。でも、ややこしいのは、これもCape Ivyだというのです。

話はこんな展開になりました。

この連休の時間的余裕を利用して園芸屋に行ってみました。問題の"ツタギク"をちょっと千切って持参しました。



GermnIvyFlower.jpg マーガレット・アイビー
Senecio macroglossus
03・12・06 横浜市都筑区
Copycenter 2003 Akira Kamakura

まず、都筑園芸センターへ。ここは、珍しい植物が見つかるので、以前、時々顔を出していたのです。

おばさん店員に見せると、すぐに答えが返ってきました。
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二年ほど前から毎年秋口に入荷するもので、今年も入ったが今は在庫がない。名前は忘れた。業者は輸入植物に勝手な名前をつけることが多いが、まさにその手の名前だったと思う。「ツタギク」とは言わなかった。寒さに弱いので冬は鉢を家の中に入れる。成長が早くどんどんツルを伸ばすのも特徴だ。
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つぎに本命のヨネヤマ・プランテーションの新羽本店へ。まず間違いなく、港北ニュータウン最大の園芸店。ここには本当によく通いました。

屋外の広い売り場で店員に声をかけて花を見せると、そのオッサンは私の花を持って勝手にズンズン歩いて行ってしまいます。ついて来いとも言わずに。でも私はついて行く。やがてgerman ivyの花のように可憐な若い女性店員をつかまえ花を見せてボソボソ話しています。私も追いついて会話に加わります。

小柄な彼女は花をジッーと30秒ほど黙って見つめて、「マーガレット・アイビー」だといいました。二ヶ月ほど前に入荷していたのを憶えているが、もう在庫はないとのこと。

如何にもそれらしい名前をつけたものだと感心しますが、その邪悪な正体を覆い隠し人を欺くにはもってこいの名前でもあり許せないなぁと思いつつ、帰宅して、google検索して確認しました。すると以下のとおり。
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斑入りマーガレット・アイビー(流通名)
  ※我が家のものは斑入りではありませんが
学名:Senecio macroglossus cv.Variegatum
英名:Cape Ivy,Natal Ivy
原産地:南アフリカ
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写真はこちらの方が感じが出ています。

通称も色々あります:Flowering Ivy, Madeliefie-klimop, Cape Ivy, Natal Ivy

斑入りのSenecio macroglossusは原産地の南アフリカではあまり知られておらずまた栽培もされていないのだが、1900年代初期から英国では温室栽培向き植物として人気があったとあります。

Cape Ivyの"Cape"は南アフリカの地名から来ていることも明かです。

また、その邪悪性について色々と探してみましたが、macroglossusについては、特に悪い評判は無さそうです。
これは完全な濡れ衣でした。

それにしても、悪者のSenecio mikanioidesは以前はGerman Ivyだったのが最近はこれもCape Ivyと呼ばれて駆除の対象になっているわけで、なんとも紛らわしいことになっています。

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03・12・06 German Ivyにはキクの花が咲く

家内が買ってきたツタに菊のような黄色い花が咲き出して約二ヶ月が経過しました。葉を見るかぎり見なれたHedera helixなのに、なんで清楚で可憐な菊の花がつくのか?毎朝玄関を出るとそこに咲いていて私を悩ませます。

ある音楽の先生が、朝、玄関を出ようとすると近所の家から不協和音が聞えて来た。耳を澄ませども続きが聞えて来ない。不安になった先生は、履きかけた靴を脱いで自分のピアノでその不協和音を解決してから出かけて行ったというキザな逸話があります。

この植物は難問だと予感していた私は、毎朝、まっすぐ会社に出かけました。

でも、もう我慢ができません。「カリン」が解決した勢いをかってツタにも挑戦しました。しかしまさかこんな驚くべき発見にいたるとは…。

買ってきた園芸屋で教えてもらうという安易な方法はいけません。

まず、Ivyの専門書をぱらぱらとめくりますが、花の写真はありません。小学館の園芸大事典でHedera helixを確認してもそれらしいのは無い。予想通りの展開です。

大事典の索引で「ツタ…」で始まる名前を見て行くと、「ツタノハヒルガオ」がありネット検索して写真を見ると こんな感じで葉はまあまあ合格ですが、でも、花が違う。合弁花冠ではないのです。

目の前の植物を同定するのはなかなか難しくて、いよいよ、ここからはヒラメキの世界に突入です。

自分で名前を考えます。「ハナツタ」ではないか?あるいは「blooming ivy」か?などとやっているとこんなものを拾ってしまいます。ゴルフ場でもこんな具合にしてロストボールを拾い集めますよね。

この植物はキクが蔓性になっている点が面白いのだから、「ツルギク」ではないか?

すると、世界の外来侵入種ワースト100という驚きのリストにmile-a-minute weed ミカニア・ミクランサ(ツルギクの一種) Mikania micrantha とあり、こんな写真も見つかりました。これを見てそろそろ近いなと感じました。

ここで改めて、違和感をつきつめるに、ツルどころか葉までツタに酷似した本体にキクの花が咲くのだから「ツタギク」か?

そうするとここにたどり着くのです。
------------------------------
セネシオ・ミカニオイデス
学名 Senecio mikanioides (=Mikania scandens)
和名 ツタギク
英名 german ivy
科名 キク科
属名 セネキオ属
原産地 南アフリカ
------------------------------
この写真でほぼ確信を持ちました。下のほうにスクロールして見てください。"german" ivyというのも初耳で興味深い名前です。

改めてIvyの専門書に当たると一応この名前はありますが、あくまでも以下のようなfalse iviesの一つとしているのみ。
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(Cissus)Grape Ivy Kangaroo Ivy Marine Ivy
(Senecio mikanioides)German Ivy also known as Parlour Ivy
(Scindapsus aureus)Devil's Ivy ※観葉植物のポトスらしい
------------------------------

南アフリカ原産にも関わらずgerman ivyという名前がついている気味悪さが引っかかってもう少し調べると、カリフォルニア州では今やこの植物は在来種を絶滅に追い込むほどにはびこる悪性のweedとして見つけ次第引っこ抜いて良い植物に指名されているというのですね。そのせいなんでしょう、名称も今ではGerman IvyではなくCape Ivyとなっている。ドイツに気をつかったのか…。

The Oakland Tribune (CA) 2003 年 6月 8 日号によると、CASTRO VALLEY の小学校では子供たちをJunior Naturalistsに育てる一環として、地元のPalomares Creekの自然環境を取り戻す活動をやっており、その活動の中で真っ先に出てくるのが"removing cape ivy"ということになっております。

またこちらのページを見ると私などはギョッと驚きます。

タイトルのところに"Battling the Kudzu of the West"とありますが、このKudzuとは日本から持ち込まれた葛のことです。

何十年も前にTimeだったかNewsweekだったかの記事で、紫の花が可愛いと東海岸の園芸家が日本の葛を栽培し始めたのが、あっという間に東海岸に広くはびこって(って変換すると「蔓延って」という漢字なんですね:-)困っているという、電柱をよじ登って電線にまで絡んだクズの写真入りの記事を読んだ記憶があります。やはりあれがアメリカ人にはtraumaになっているんだ。

さて、改めて自宅のgerman ivyいやcape ivyを眺めると、こんな可憐で可愛い花が本当に制御不能のじゃじゃ馬に化けるものだろうか?と考えるのですが、きっと見えない地下で強烈なアレロパシー物質を出しているのでしょうね。

秋が深まり空き地を占拠して咲き誇っているセイタカアワダチソウのようになってしまうのでしょうか?だとすると、今のところ鉢植えにしていますが、このまま露地植えにはせずに鉢に閉じ込めておくべきでしょうね。

ああ、驚いた。
★この話には続きがあります。つまり、上に書いたことはムダったってことがわかります。★


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03・12・06 「カリン」と「マルメロ」の違いが分かる男

この時期、木々の葉が落ち始めて街の景色の見通しがよくなると、あちこちの庭に黄色いカリンの実が目立ちます。葉がまばらになったきゃしゃな枝に、ズッシリと重量感のある大きな実がぶら下がっています。うちの庭にも今年は10個ほど成っています。

さて、「カリン」と「マルメロ」は同じなのか、それとも別物なのか?十年以上前に自分が植えた木がどっちなのか確信がありません。長年私の中で放置自転車のように錆びながらも残り続けているこの疑問を本日、片付けることにしました。ちょっと調べるだけのことですが。

山渓のハンディ図鑑と小学館の園芸大事典によりますと、いずれもバラ科で、※それぐらいは調べるまでもなくわかりますが

カリン
カリン
03・12・08 横浜市都筑区
Copycenter 2003 Akira Kamakura




カリンは
 (見解1)ボケ属 Chaenomeles sinensis ※中国原産ですか
 (見解2)カリン属 Pseudocydonia sinensis

マルメロ
笠間東洋GCのマルメロかな?
03・12・07
Copycenter 2003 Akira Kamakura




マルメロは
 マルメロ属 Cydonia oblonga ※楕円体の形を言ってますね
  ※学名が異なるので別物と認定されているわけですね
  ※西洋はカリンを時代的に後から発見したからカリンを偽のキドニアとしたのかな
 原産地はイラン、トゥルケスタン地方 ☆フム
 原産地付近には生食できる栽培品種もあるといわれる ☆ヘーヘー
 Cydoniaはクレタ島の古代都市Cydon(キュドン)に由来 ☆ヘー
 和別名はカマクラカイドウ(街道じゃなくて海棠) ☆ヘーヘーヘーィ!

手っ取り早く我が家の木の正体を知る方法は意外に簡単でした。

カリンは「樹皮が鱗状にはがれるてその跡が雲紋状となる」がマルメロは剥がれない。カリンは「葉の縁に線状の鋸歯がある」がマルメロの葉は全縁。

結論、うちの木はカリンでした。

もちろん記憶の中で咲いているカリンの花も図鑑と一致しています。特につぼみが魅力的で、柔らかな若葉をつけた枝先に淡い上品なピンクの蝋燭が灯ったように見えます。

写真ではマルメロの花はカリンよりも白っぽいようです。
マルメロの実は表面が綿毛に覆われているとあります。 ☆ヘー
カリンの実の表面はツルツルですからこれも違います。

カリンの実は庭に転がしておくといい香りがします。収穫するまでもなく、もう自分で枝から落ちて庭に転がっております。

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お世話になったblogコンサルタント

以下のかたがたのblogを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
★このエントリーはもともと03年12月17日に登録したものですが、
それ以降も継続的に更新する都合上、全エントリーの最初に位置するように
当blog創立記念日の朝八時に設定し直しました。(04年03月11日)★

04・03・11 全体の色をフレッシャーという青に変更。クリスマスレッドは終わり。
この際、このエントリーの日付を修正して、03年12月06日としました。
04・02・20 マイリストに"Iranian blogs"イランのblogを追加。
04・02・11 マイリストに"Unfiltered"議会中継の映像サービス集を追加。
04・01・02 プロフィールにearly media appearancesを追加。一行プロフィールの補足情報として。また、there's no place like homeと題して我が家としてのふるさとの場所を記録。おおむね時代順ですが、だんだん乱れて行くでしょう。
03・12・27-31 マイリストを再編成し新リストを追加
 "Something in the way you blog" blogとしておもしろいところ
 "lanterns in the dark" ネット上で目立たないけどいい仕事をしているサイト
 "vanity mirrors and verity horrors" blogのトラフィックやリンク解析などをここにまとめました。
 「最近のコメント」は目障りなので止めることにしました。
03・12・23 レベッカ・ブラッド著「ウェブログ・ハンドブック」にblogの更新スケジュールを明かにした方が親切だと書かれているのでプロフィールにその情報を追加しました。レベッカの本は近所の本屋で見つけたものです。

03・12・23 BlogPeopleで私にリンクを張っていることがわかった川中正隆さんのblogで新たなカウンターの情報を得まして私も貼り付けてみました。前のカウンターより更に目立たないところに。川中さん、ありがとうございました。

03・12・16 カウンターを導入 埼玉住人さんのメッセージが参考になりました。画面上のどこに入れるか迷いました。試行錯誤のうえ、あえてあまり目立たない場所にしました。56種類のデザインから私のblogのトーンになじむものとして#55を選択。初期値はテキトーに333に設定。約十日分の下駄を履かせたが、まあまあフェアな数字でしょう。

03・12・14 http://www.technorati.com/で自分のblogにリンクしているblogが判ることを教えてくれたのはココログナビのリンク集

03・12・08-09 それらしい形が整ったのでリンクを張らせていただいた皆さんにご挨拶メールを配信。

03・12・06 土曜日の午後から気の向くままにココログ制作開始。ココログのメニューをあっち行ったりこっち行ったり。やり直しもできるし、ちょっとずつ改善できるので、とにかくズンズン前進。

03・12・03 古河さんがblogを始めたことを知ってやるぞーと決意。
 
03・11・27 和田さんのblog記事経由で山岸広太郎氏のblogのこの記事を見て少しうずうずしてきた。

03・10・01頃 和田さんがメールのsignatureに自分のblogの広告を入れるようになったのが私のblog注目の始まり。でも正直なところ見ただけではよくわからなかったのですよ。

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