04.02.01 平凡で非凡な「鶴瓶の家族に乾杯」
さだまさしと鶴瓶のコンビで始まった最初の放送をたまたま見て、この企画にも鶴瓶という人物にもいたく感心して、以来、放送日に気がつけば見ているのがNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」という番組です。でもこの放送一覧表を眺めると私が見たのは半分ぐらいかな。
昨年の橋田賞では授賞理由を「日本中のいろいろな土地を訪ねた先で出会う人々との素顔のままの飾らない交流がほのぼのとして心温まり、日本の家族の良さを再発見させてくれる番組 」としています。これはほぼ同感です。鶴瓶という人選が大きいと思います。
私はここにもう一言つけ加えたいのです。
現代のマスメディア、特に新聞の社会面やテレビのニュースは、世界の異常な事件をほぼ漏れなく報道してくれるでしょ。
おそらく、繰り返し報道されるような忌まわしい犯罪は、統計学的には平均値から3σも4σも離れた異常な事象ですよね。
でも、どういうわけか人間は異常なものほど知りたがるのだからしかたがない。
でも、この原理だけでやっていると、99.9%の平凡なものがメディアにカバーされなくなってしまうということです。この状況は一種の偏向報道と言えなくもないでしょう。
この難しい問題に挑戦し成功しているのが「鶴瓶の家族に乾杯」で、平凡な家族の平凡なありようを映して番組を成り立たせているところが、非凡だと思うのです。
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コメント
99.9%の日常がメディアに取りあげられるのは、唯一"過去の日常"ですね。「昔はこうだった」の類。そういえばNHKの日曜夜のクイズ番組などは、その部類かもしれない。
投稿: m_wada | 2004.02.05 19:15