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2004.04.10

04・04・10 凝縮感ある甲州種ワインに出会った

麻井宇介さんの「ワインづくりの思想」を読んで思ったのは、日本で甲州種のまともなワインを作ろうと挑戦している人はいないのかなということでした。

で、去年、あるレストランで会食をする機会があった時、事前に、甲州のいいのを探しておいてよとお店にお願いしておきました。この店はもともとココファームを置いていたので、日本産のワインの情報があるだろうとの読みです。

酒屋では甲州は1000円程度のものが目立ちます。たまぁに気紛れで飲んでみると「こんなのしかできないんすよねぇ」とあまり悪びれるわけでもない言い訳が聞こえて来そうな水っぽさ。

でも甲州種はVitis viniferaであり、日本に多い北米種Vitis labruscaと違って血筋は悪くないと本に書いてあるじゃないですか。どうしてその秘められた可能性に挑戦しないのだろうと思って来たわけです。

宴会の当日、現れたのが勝沼醸造の「勝沼甲州樽発酵」でした。飲んでみると凝縮感がある。いいじゃないの。まともな白ワインだぞ。
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しかしフツーの甲州はどうしてこうならないのだろう?と思ってラベルの説明をみると「果汁を冷凍濃縮し…」と書いてある。エライ!!これですよ。違うことをやっている。クリエイティブな工夫をしている。

糖度が足りなきゃ遅摘みだってレチオートだってやってほしい。冷凍濃縮というのは初耳ですが、なんだか、ブドウを搾って果汁にしてから遅摘みやアイスヴァインと同じ効果を後付けしたような印象です。それで水っぽさが消えていたんですね。

最近同じ店に予約の電話を入れたら「あの甲州、定番にしましたよ」と支配人氏がいいます。なんでもそのワイナリーの社長さんが店に来られて、甲州ワインを世界市場に展開するんだと凄い鼻息だったとのこと。

今調べて知ったのですが、この甲州樽発酵は去年フランス醸造技術者協会の銀賞を受賞していました。

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