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2004.05.04

04・05・04 右巻きと左巻きの蔓オタク

さて、アケビとムベの蔓がともに(ネジ式表現で)右巻きだと確認されたところで、無駄な知識をいまひとつ深く掘り下げる時が来ました。これこそゴールデンウィーク・スペシャル。


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クズとスイカズラ
2004・05・04 横浜市都筑区
Copycenter 2004 Akira Kamakura

まず巷の蔓性植物の代表であるクズはどっちに巻いているか?左の写真はアレチマツヨイグサでしょうか、下横の方から伸びて来たクズに気の毒なほどきつく締めあげられています。ご覧のとおりクズは右巻きです。右の写真はかなりのアップですが、蔓と葉はスイカズラです。細い木の幹の左側に回り込んで絡んでいますので、左巻きです。

さて、右巻きの蔓に巻きつかれた方から見ると、相対的に、じつは巻きついているのはワタシの方だと強がりを言うことも可能です。その場合、自分も相手の右へ右へと回り込むわけですから右巻きです。

つまり同じ方向に巻きながら同じ方向に成長して行く二つの蔓は素直に絡み合うことができます。この結果、自分が自分自身の他の蔓と絡む場合は、同じ方向に向かって蔓の束を形成しやすいので、自身の蔓のネットワーク構造を強化する方向に働きます。

逆に、巻き向きが揃わない二つの蔓は同じ方向に成長すると絡みにくい筈です。ですよね?これけっこう頭が混乱するんですよ。左手で左巻き、右手で右巻きの動作をしつつ回転軸を近づけて行くと、ね、互いに相手から逃げ合うんですよ。

ただ、現実問題、時期を同じくして二つの蔓の生長点が競い合う状況はレアケースでしょう。植物にはそれぞれ季節がありますから。

現実に多いのは、既に成長した蔓に後追いで別の蔓が絡む場合でしょう。この場合は後追いの得意な方向に巻くことができる。これは当然のことでしょう。

Gappuri50DSCF2912.JPG
クズとスイカズラの絡み合い
2004・05・04 横浜市都筑区
Copycenter 2004 Akira Kamakura


つまり、常緑のスイカズラと毎年新しい蔓を盛んに伸ばすクズの関係では、クズが既存のスイカズラに自由に巻きつくケースが多くなるんでしょう。この写真だとスイカズラまで右巻きに見えるのはそういう時間順序を反映しているのではないかと推測するわけです。

あー、ムダがいっぱい。素晴らしきゴールデンウィークですね。

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