« 2004年4月 | トップページ | 2004年6月 »

2004.05.31

04・05・31 笠間東洋ノムラカエデ

5月30日の日曜日、笠間東洋ゴルフ倶楽部の7番ホールは、写真のような真っ赤に萌えるカエデがコースを縁取っていました。

創業当時の社長さんが大変な園芸道楽の方だったらしく、このコースの植栽は見ごたえがあるのですが、いつも感心するのは、キャディさんにもその趣味が自然に伝染していることです。

私が「これはなんと言うカエデですか?」と聞くやいなやここのベテランキャディは「ノムラカエデです。サカサモミジともいいます。春にまず赤くなって後から緑に変わるから。ノムラさんという人が品種改良して作ったそうです」とよどみなく答えるのですよ。
NomuraTee50DSCF3433.JPGNomuraLeaves50DSCF3434.JPGNomuraTrees50DSCF3432.JPG
ノムラカエデ 2004・05・30 茨城県笠間市 Copycenter 2004 Akira Kamakura

後で調べると、サカサモミジという言い方は見つかりませんでしたが、ノムラカエデはありました。

学名 Acer almatum var. amoenum cv. Sanguineum
江戸時代から知られている品種で、古名を武蔵野という。葉は春から秋まで紫紅色を保つ。【山渓カラー名鑑 日本の樹木 1987】

Sanguineumというのは、sanguine「血色のよい」という英語があるように、血を意味しているに違いありません。

理屈としては、この赤みは、例えばレッドロビンが春先に真っ赤に萌えるのと同じだと考えれば、なるほどと思うことができます。

秋に向かって血の色がだんだん緑に変化して、さらに、その後、本来の紅葉となるのかどうか、まだ何度も通う必要がありますね。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2004.05.29

04・05・29 NHKの東京ドーム巨人戦中継のヒミツ

NHK総合テレビで巨人戦の中継を見ていました。

東京ドームなのに日テレではなくNHKというだけでかすかな違和感があるのですが、放送を観ているうちに、何か違うなと思いました。

そりゃ、アナウンサーも解説者も映像も違うのは当然ですが、そういうことではなくて、中継している対象から違っているような感じがあったのです。

しばらくして気付いたのは音声でした。球場全体の雰囲気を伝える音声です。

続きを読む "04・05・29 NHKの東京ドーム巨人戦中継のヒミツ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

04・05・29 マサキとマユミの兄妹

私の友人の名前はマサキ、その妹さんはマユミ。

ある時、突然ひらめきました。この二つの名前はどちらもニシキギ科の植物だったのですね。なかなか味わい深い命名です。

マサキは子供の頃から生け垣として見慣れていますが、マユミはゴルフ場に通うようになって秋のくす玉が割れたような赤い実で覚えました。しかし春や夏のイメージがありません。
Mayumi50DSCF3286.JPGMayumi50DSCF3204.JPG
マユミ 2004・05・29 横浜市青葉区 Copycenter 2004 Akira Kamakura
今日、國學院大学の萬葉の小径を歩いていたら左の写真のような地味な花があり、そこにマユミだと看板がありました。なるほどの形です。ところで、右の写真は別の場所でみつけたものですが、似ていますよね。これもマユミかなと思っているのですが。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

04・05・29 ムベとミツバアケビ

先週と比較すると、ムベはなんだか一段と実に逞しさがみなぎって来たように感じます。このまま最後まで熟したい、無言の横顔がそんな決意を語っています。(ホントか?)
mube50DSCF3155.JPGMubeDrop50DSCF3157.JPG
ムベ 2004・05・29 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura
まあ、理屈を言えば、他の幼い実が一通り落ちてしまったので、残された実に養分が集中している筈です。立派だから残ったわけじゃなくて、残ったから立派になりつつある、そんな感じがします。でも、世間的には、あたかも強い実が残ったかのような結果論になるのですね。実を支える茎にほんのりと赤みが現れて来たのも一つの季節が巡ったのかなと思わせます。

ところで右の写真は落ちた方のムベです。今朝、我が家のレンガ敷きの通路に転がっていました。もう高い枝に戻ることはできない。自分がムベだったことに誰も気付いてくれない。どうしますかね。人間だったらグレるかな。

さて、我が家のアケビが今のところ脱落したようなので、代理で國學院大学萬葉の小径のミツバアケビに登場してもらいます。ウチのアケビも残っていればこんな大きさになっていたのかなと、ついつい考えてしまいます。
akebi50DSCF3271.JPG
ミツバアケビ 2004・05・29 横浜市青葉区 Copycenter 2004 Akira Kamakura
実の風情がムベとは明らかに違います。ムベに比べるとアケビは凛々しさに欠けますな。どこか能天気な感じがありますねぇ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004.05.25

04・05・25 アケビとムベ、語源考

アケビとムベ、数多の植物の多様性の中に置いてみれば、この二つは実によく似た兄弟のような存在です。ならばその名前だって同じ血筋を引いているのではないかと考えるのは自然な発想でしょう。

つまり「アケビ」と「ムベ」は、よく似た両者の違いを際立たせる共通の視点にたって命名されている筈だという仮説です。

世の中に広く言われている説を調べると、「アケビ」は熟すと実が割れて開くところから「開く実」が語源とされています。一方「ムベ」は、無病長寿の霊果と聞かされこれを食した天智天皇が、その美味さに感動して「むべなるかな」との言葉が発せられたことに由来するというのです。例えばこんなページがありますが、国語辞典などにも同様の説明があります。

この説に従うと、アケビとムベの名前は、全く異なる発想に基づいていることになるわけで、そこがどうも腑に落ちません。

続きを読む "04・05・25 アケビとムベ、語源考"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

04・05・25 ムベだって安泰ではない

アケビの写真は一回休み。ムベの方は相変わらず元気だ、と一瞬は思ったのですが、よく見ると、先週まで写真に写していた実ではありません。今回の画像はその近くにもともとあった別の茎に付いていた実です。
Mube50DSCF3134.JPG
ムベ 2004・05・24 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura

あれほどシッカリと茎にくっついていたかに見えたムベにしても、こうして落ちてしまう。植物の世界でも生き残るべき遺伝子の選別は容赦なく行われているのですね。これが現実です。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004.05.24

04・05・24 山菜を摘んでコス・デストネルを飲んでいいのかな

嬬恋村にある友人の別荘で恒例の山菜とワインとゴルフの集まり。

山菜の師匠たる友人の先導でウド探しに出かけると最初はキョロキョロするばかりでなかなか見つかりません。今年で3回目になるのというのにちっとも学習が進んでいません。
だいたい下の写真のような具合にウドは生えています。

Udo50DSCF3076.JPGUdo50DSCF3049.JPGUdo50DSCF3058.JPGUdo50DSCF3065.JPG
ウド 2004・05・22 群馬県嬬恋村 Copycenter 2004 Akira Kamakura

左の2枚の写真のように既に葉が開いている場合に特にニセのウドと混同して騙されやすいのですが、今年学んだのは、ホンモノの茎には産毛が密生していることです。葉が似ていても茎がツルンとしているのはウドではない。

わが師匠は右の2枚の写真のような枯れ葉の中からわずかに頭をもたげたウドの芽を実に目ざとく見つけます。だいたい、去年の冬に枯れて倒れた茎、つまりウドの大木ですが、それをまず探しているようです。今年も同じ場所に生える筈という推理です。


Tempura50DSCF3122.JPGSumisoae50DSCF3119.JPGTama50DSCF3110.JPGCos50DSCF3108.JPGLaDame50DSCF3109.JPG
ウド料理とワイン 2004・05・22 群馬県嬬恋村 Copycenter 2004 Akira Kamakura
今年はウドが沢山とれました。みずみずしくもほのかにエグミを含みシャキシャキと軽い歯ごたえのあるこの山菜をテンプラや酢味噌和えにして堪能しました。季節のうつろいの中でたった今しか楽しめないからこそ美味しいのですね。

ワインはまず玉村ワイナリーのシャルドネ。そして、この山菜師匠がエノテカの3000円の福袋で思いがけずも手に入れてしまったコス・デストネル。1999年と若いのがもったいないのですが、でもね、目の前にあるとどうしてもコルクを抜いてしまうのですね。右隣のはモンローズのセカンド。同じサンテスティーフということで、コスのありがたみを確認する引き立て役として私が買って行ったもの。


UruiDSCF3085.JPGUrui50DSCF3121.JPG
ウルイ 2004・05・22 群馬県嬬恋村 Copycenter 2004 Akira Kamakura
師匠の今年のオススメはこのウルイでした。山菜なんてという先入観を揺さぶるものがあります。ウマミがあるのです。強いていうとエグミがなくて山菜らしくないのが物足りないということになりますか。


Koshiabura50DSCF3089.JPGHarigiri50DSCF3022.JPG
コシアブラとハリギリ(アクダラ) 2004・05・22 群馬県嬬恋村 Copycenter 2004 Akira Kamakura
時期的にもう終わっていたのがタラとかこの写真左側のコシアブラ、そして右のアクダラでした。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2004.05.19

04・05・19 私たちのゴルフの掟

完全ノータッチ、完全ホールアウト。これに尽きます。もちろんルールブックには完全服従。マッチプレーではなくてストロークプレーの場合であることは言うまでもありません。

知らない人はゴルフというゲームにそもそも審判が存在しないということを知らないようですが、ゴルフは、ルールはあるのに審判はいません。だから審判の役割は自分がやるしかないのです。自分で自分を公平に客観的に確信をもって裁くことができるか、これはゴルフ精神の試金石と言ってよいでしょう。

ノータッチは、どんなに手入れの悪いコースであっても、フェアウェイだろうがラフだろうが、たまたま球が停止したライの状態を一切改善せずに次のショットをするということです。ライを改善したのでは?と同伴者に疑われるような行為すら恥じるのがゴルファーです。ローカルルールで6インチ・プレース可となっていてもノータッチでやります。

続きを読む "04・05・19 私たちのゴルフの掟"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.18

04・05・18 60'sのコーノのコーヒーミル

使い始めてから37-8年は経過していますかね、このコーヒーミル。手の油でテカテカと光っています。何度も分解掃除をやりました。どうしても手放せない道具です。コーノコーヒーというブランドなんですが、今、どうなっているのか私は知りません。
CoffeeMillDSCF2349.JPGRDSCF2365.JPG
コーノのコーヒーミル 2004・04・29 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura

コーヒーは豆を挽いた時に立ち上る香りがいちばんよろしい。あれはどうにも液体に抽出できないようで、だから飲む前の豆挽きこそがコーヒーの大きな楽しみということになります。

このコーヒーミルのいいところは、ダルマのような形と片手に納まる大きさです。

下半分が片手の中にスッポリと納まるので、もう一方の手でハンドルを回すと、豆が砕けて行く振動が両方の掌に繊細に伝わるのがとてもよろしい。荒挽きか細挽きかネジでアナログ調整しますが、ネジの位置を見るまでもなくハンドルを回せば感じでわかります。

挽いている間、このミルは、両手に支えられて空中にあるわけですから、コーヒー豆を挽きながら庭を散歩することだってできます。そうする必要はありませんが。

このコーヒーミル、じつは、私にとってはゴルフのために左手を鍛える器具でもありました。豆を砕くハンドルの回転の反作用をくい止めるには意外に力がいるので、左手で基部を握れば握力強化になります。また、豆を効率よく挽くにはハンドルのなめらかな円運動が必須ですが、それを敢えて不器用な左手で回すと器用さの訓練にもなるのです。

続きを読む "04・05・18 60'sのコーノのコーヒーミル"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.17

04・05・17 カリンの一カ月

一月前に花が散ったカリンの現在の姿です。
Karin50DSCF2979.JPGKarinKawa50DSCF3000.JPG
カリンの実と木の肌 2004・05・15 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura
この実は小枝の上にうまく荷重をかけています。きっと大きな実に育つことでしょう。

木の皮が目立って剥けて来ました。以前書いたとおり、カリンは「樹皮が鱗状にはがれるてその跡が雲紋状となる」がマルメロは剥がれないわけです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.16

04・05・16 ケニースミスで高熱体温シュート

今頃になって連休中の出来事を書くトロさには訳があります。風邪にやられていました。ハッキリ記憶しているかぎり5月4日の夜、体温が39度ありました。

5日の早朝、38度に下がっていました。別にフラフラするわけでもないので、予定通りゴルフに出かけました。小雨煙るちょっと肌寒い朝でした。

坂戸の武蔵富士カントリー倶楽部は旧富士銀行が接待用に作ったコースと聞いています。ということは?優しいのですねぇ。フェアウェイは広いし砲台グリーンなんかない。グリーン周りはベテランゴルファーが寄せワンの技を見せる絶好の舞台になっています。グリーンのアンジュレーションも単純です。

当人の自覚の有無とは関係なく風邪の影響はさすがにありまして、ドライバーはよく曲がりました。前半フェアウェイに落ちたのは一つか二つでした。しかしその後のケニー・スミスのアイアンは冴えに冴えて気持ち悪いほどピンに絡むのです。

結局前半は1バーディ3ボギーの2オーバー、つまり38です。体温と同じ。今手元にスコアカードが見当たらないのですがパット数は13だったと思います。

プロならハーフで体温と同じ36や37のスコアをだすのは容易でしょうが、アマチュアにはけっこう難しいのですよ。私の実力だと41とか42とかはよく出ますが、その体温では入院しているでしょうからラウンドすることはまず考えられません。またパープレーの36もまず望めません。そうすると37か38が体温と実力がなんとか折り合いがつくギリギリのスコアだということが判ります。

5月5日、体温38度、スコア38という希有のケースが実現したのでした。

もっとも後半はメロメロで50を叩きましたがね。きっと体温がそうとう上昇していたのだと思います。

なお、蛇足ながら念のためにつけ加えるなら、ゴルフの世界に体温シュートという概念はありませんよ。これは年齢と同じスコアをだすエージシュートをちょっともじったものです。エージシュートは真に自慢にあたいする偉業なのですが、高熱体温シュートは風邪を引いてもゴルフに出かけるアホの勲章ということにしておきましょう。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

04・05・16 アケビ全滅か?でもムベはシッカリ。

akebi50DSCF2991.JPGMube50DSCF2955.JPG
アケビとムベ 2004・05・15 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura
アケビの幼い実はとうとう落ちてしまいました。目を凝らして蔓の繁みの中をずいぶん探したのですが一つも見当たらない。先週までの実が幻であったかのようです。

でも、全部落ちたとは言いたくないな。どこかにまだ蔓にしがみついて残っているヤツがいることを祈りましょう。

だいたいこのアケビの存在に最初に気付いたのは3年前の9月に、突然のように目の前に大きな実がですね、まるで蛸のように姿を現したからでした。変な表現ですが、開いた実がぶら下がっている姿を下から見上げるとそういう感じだったのです。

いや、突然実が付くことはないので、単に私が不注意だっただけのことですが、でも、この実はちょっと人目につきにくい葉陰にぶら下がっていたりするからでしょう。そういう実の出現を今年も期待しましょう。

一方のムベはやはり実と柄がシッカリくっついているように見えますね。実の数もアケビのように六つもぶら下げないで、はじめから二つに絞り込んでいます。ま、食べるのにもムベの方が美味しいのでケッコウなんですが、一つ問題があります。

このムベは隣の家の植物なんです。秋になったら交渉しないと。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004.05.08

04・05・08 アケビとムベ、生命力に差。

一週間前との違い。アケビの方は先週あった筈の場所に実が見あたらない。やむなく同じ株の他の場所の実を撮りました…と思っただけで、そうだと断言できるほど記憶がハッキリしているわけでもありません。実にマークを付けておけば良かったのですがね。
akebi50DSCF2920.JPGMube50DSCF2918.JPG
アケビとムベ 2004・05・08 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura
このアケビは幾つも束になって付いていた実がどんどん抜け落ちた後にポツンと残ったもの。ゴルフのL字パターが二本ぶら下がっているみたい。相変わらずピントがダメでした。

ムベもピンボケでした。実は先週と同じく二つ生存。シッカリと柄に着いていて、ちょっとやそっとでは重力に負けそうにありません。ムベは逞しい。

アケビのおまけショットです。
halfdriedAkebi.JPG
若いのに萎びそうなアケビ
2004・05・08 横浜市都筑区
Copycenter 2004 Akira Kamakura


この実は萎び始めているのか、それとも何か他の事態なのか、幼い実にしわが寄っているのが見えます。柄との着き具合もなんだか頼りない。来週には落ちているかも知れないので掲載しておきます。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2004.05.04

04・05・04 右巻きと左巻きの蔓オタク

さて、アケビとムベの蔓がともに(ネジ式表現で)右巻きだと確認されたところで、無駄な知識をいまひとつ深く掘り下げる時が来ました。これこそゴールデンウィーク・スペシャル。


KuzuMigimaki50DSCF2811.JPGSuikazuraHidarimaki50DSCF2803.JPG
クズとスイカズラ
2004・05・04 横浜市都筑区
Copycenter 2004 Akira Kamakura

まず巷の蔓性植物の代表であるクズはどっちに巻いているか?左の写真はアレチマツヨイグサでしょうか、下横の方から伸びて来たクズに気の毒なほどきつく締めあげられています。ご覧のとおりクズは右巻きです。右の写真はかなりのアップですが、蔓と葉はスイカズラです。細い木の幹の左側に回り込んで絡んでいますので、左巻きです。

さて、右巻きの蔓に巻きつかれた方から見ると、相対的に、じつは巻きついているのはワタシの方だと強がりを言うことも可能です。その場合、自分も相手の右へ右へと回り込むわけですから右巻きです。

つまり同じ方向に巻きながら同じ方向に成長して行く二つの蔓は素直に絡み合うことができます。この結果、自分が自分自身の他の蔓と絡む場合は、同じ方向に向かって蔓の束を形成しやすいので、自身の蔓のネットワーク構造を強化する方向に働きます。

逆に、巻き向きが揃わない二つの蔓は同じ方向に成長すると絡みにくい筈です。ですよね?これけっこう頭が混乱するんですよ。左手で左巻き、右手で右巻きの動作をしつつ回転軸を近づけて行くと、ね、互いに相手から逃げ合うんですよ。

ただ、現実問題、時期を同じくして二つの蔓の生長点が競い合う状況はレアケースでしょう。植物にはそれぞれ季節がありますから。

現実に多いのは、既に成長した蔓に後追いで別の蔓が絡む場合でしょう。この場合は後追いの得意な方向に巻くことができる。これは当然のことでしょう。

Gappuri50DSCF2912.JPG
クズとスイカズラの絡み合い
2004・05・04 横浜市都筑区
Copycenter 2004 Akira Kamakura


つまり、常緑のスイカズラと毎年新しい蔓を盛んに伸ばすクズの関係では、クズが既存のスイカズラに自由に巻きつくケースが多くなるんでしょう。この写真だとスイカズラまで右巻きに見えるのはそういう時間順序を反映しているのではないかと推測するわけです。

あー、ムダがいっぱい。素晴らしきゴールデンウィークですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

04・05・04 アケビとムベ、蔓の巻き方向くらべ

アケビとムベの蔓の巻き方向の比較をしてみました。

私の表現では、巻きつく相手の右へ右へと回り込んで前進して行くのが右巻きです。ネジと同じ発想。伝統的な植物学では逆らしいのですが、直観で理解しやすい捉え方を選びました。
akebiMigi50DSCF2905.JPGMubeMigimaki50DSCF2801.JPG
アケビとムベ 2004・05・04 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura
左の写真をご覧のとおりアケビは紛れもない右巻きです。このコイルの先端にアケビの蔓の生長点があると素人ながら考えるわけですが、巻きつくべき相手がまだ見つかっていない段階で既に空中で右に巻いています。抱きつく練習をしているんですね。

どこかで聞いた説に、相手に触ったことが刺激になって蔓の接触部と非接触部に成長速度の差ができて巻きついて行くというのがありましたが、この写真でそれは完全に否定されますね。

右の写真のムベも右巻きです。緑色のムベの蔓が木の幹に巻きついています。

アケビとムベは葉の撥水性だけでなく蔓の巻き方向も同じだったんですね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004.05.03

04・05・03 ミントブッシュからココナツの香り

ミントブッシュがそろそろピークを過ぎます。
Mintbush50DSCF2222.JPGMintbush50FlowerDSCF2727.JPG
ミントブッシュ 2004・05・03 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura

今年初めて気付いたことですが、この花の香りはココナツです。庭に立ってこの香りに気付いた時は思わずキョロキョロと辺りを見まわしてしまいました。葉をつぶした時の香りは多少ローズマリーに似ています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

04・05・03 戦前の陸軍射撃場の航空写真

たびたび引用している1947年の航空写真ですが、初めて見た時から気になっている妙に四角く細長い地形があります。どう見ても自然地形ではなく、土木工事の跡としか思えません。

Kokugakuin.JPG地元の人間なら、この場所は今は國學院大学のグラウンドだと判るでしょう。しかしそれは最近の話であって、調べるまでもなく、終戦直後にこんな場所にキャンパスを構えていた筈はありません。一体何だったのか?時代背景から軍用施設という線がまず頭に浮かびます。

四角い地形を良くみると東西と北側が高い土手になっています。土地の真ん中にも土手らしき構造が南北に走っています。

なんだか未舗装の滑走路のようにも見えるが、高い土手が邪魔で飛行機の離着陸には無理がありそう。軍用設備だと仮定して、土手が必要な設備だとすると弾薬庫かな?でも建屋が見えないのが不自然…。

考えても分からないので山内図書館に行きました。郷土史の棚から適当に選んだ一冊が私の疑問の標的をピッタリと射抜いてくれました。「山内のあゆみ─石川篇─」(横溝潔著 音羽書房1996年)の221ページに「射撃場から國學院大グラウンドへ」という項があるのです。(リンクしたのは「ホームページ自費出版図書館」のサイトにある紹介です)以下に一部を引用します。

続きを読む "04・05・03 戦前の陸軍射撃場の航空写真"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

04・05・03 晴でも雨でもツキヌキニンドウ

この季節、玄関のドアを開けるとそこに野放図にシュートを伸ばしている我が家のツキヌキニンドウ。
TukinukiHanging50DSCF2704.JPGTukinukiShootDSCF2374.JPG
ツキヌキニンドウ (左)2004・05・03 (右)05・01 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura
さすがにハニーサックル、花はまるでトランペットのように春を叫び、それを聞きつけたかのように虫が飛んで来ます。これはハナアブでしょうか?こんなカワイイ虫ならいいのですが熊蜂なんかがブンブン来るとちょっとこわい。TukinukispringYell50DSCF2368.JPGTukinukiAbu50DSCF2370.JPG
春を叫ぶツキヌキニンドウ 2004・05・01 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura

続きを読む "04・05・03 晴でも雨でもツキヌキニンドウ"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

04・05・03 アケビとムベ、水滴くらべ。

五月に入って一日二日と続いた晴天が息切れして今日は小雨が煙っています。こういう日は植物の葉にたまる水滴が、その植物らしさをいっそう際立たせます。
AkebiSuiteki50DSCF2650.JPGMubeSuiteki50DSCF2714.JPG
左アケビと右ムベの葉 2004・05・03 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura
アケビとムベ、どちらも見事な水滴を載せています。アケビの方は敢えてフラッシュを使ってみました。

二つの見かけが良く似た植物は、水滴を支える葉の表面のミクロ的な形状まで似ているだろうことを窺わせますね。

ついでに一昨日写真にとったアケビの実の様子も見たのですが、また数が減っているようで頼りない。秋まで実が生き残るのはけっこう大変なことのようです。今回は実の写真は省略。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004.05.01

04・05・01 シキミの場所は矢倉沢往還沿いだった

別名ハナノキで本名「シキミ」(樒)は、言われてみれば仏事で聞いたことがある名前でした。図鑑には、

シキミは仏事に使われる。樹皮や葉は抹香や線香の原料。全体が有毒で、特に果実は猛毒。和名も「悪しき実」がなまったものといわれる。
山渓ハンディ図鑑3「樹に咲く花 離弁花 1」

ウチの近所を見たかぎりでは、この樹を植えている家は二軒しかありません。抹香くさい樹というわけで、一般の庭に好んで植えられる樹でないことは確か。つまり造園業者がオススメすることはないと推測がつきます。

先日書いたシキミは現代風のガーデニングの結果そこにあるという風情ではありません。プライバシーに配慮しつつその様子を紹介するとこんな感じです。図鑑では2-5メートルになる常緑小高木とありますが、写真の樹は高さ3mほど、幹の直径20cmほどです。思いつきで1本植えたのではなく4-5本並んでいます。

さて、なぜシキミがここにあるのか?妄想を膨らませてみましょう。

ここは旧大山街道、正確には矢倉沢往還に沿った場所です。高津郷土資料集第十三篇「写真で読む今昔・矢倉沢往還」の説明に基づいて、1947年の航空写真に重要と思われる名前を書き込んでみました。

続きを読む "04・05・01 シキミの場所は矢倉沢往還沿いだった"

| | コメント (4) | トラックバック (2)

04・05・01 アケビとムベ。不安とのん気。

アケビとムベはまた一週間経過。
Akebi50DSCF2385.JPGMube50DSCF2378.JPG
アケビとムベ 2004・05・01 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura
どうもアケビは幼い実が少しずつ落ちこぼれているような気がします。4月27日の火曜日に東京で風速32mを記録する大風があったし。自らが絡みついているボケの枝の繁みに護られていたはずなんですが。

それにしても実るほどに重くなり落ちやすくもなるでしょう。アケビはその風情からして、ワタシはいつ落ちるのだろう、という不安に怯えて紫色になっているように見えます。はたして秋の実りまで持ちこたえることができるかどうか。

それに比べるとムベは相変わらず新しい葉たちを日傘にして涼しげにいます。こっちの実は人生のこの先に不安もなくのん気にみえるんですね。

デジカメのオートフォーカス機能でアケビやムベの小さな実に焦点を合わせるのはとてもむずかしい。アケビは宙に浮いているので背景の方にフォーカスしやすい。ムベは無数の茎が邪魔する。マニュアルフォーカスじゃないとだめですね。でも私のデジカメにはその機能が付いていないようなのです。

先週の写真はデキが悪いと思ったのですが、今週のに比べるとまだマシだったようです。早く実が大きくなってフレームの中でシッカリと存在を主張するのを待つしかありません。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

« 2004年4月 | トップページ | 2004年6月 »