04・06・09 松尾善雄さんの音楽辞典
asahi.comで「全日本吹奏楽連盟と朝日新聞社は3日、…第15回朝日作曲賞に千葉県浦安市の松尾善雄さん(58)の「パクス・ロマーナ」を選んだ 」(06/04 00:52) というニュースを見て、この松尾さんはひょっとして…あの人かな?とひらめくものがありました。
学生時代に古本屋で買った分厚い音楽辞典に前の持ち主の名前として確かそう書いてあったような…そんな気がしたのです。
今、その音楽之友社「標準音楽辞典」を引っ張りだして来ました。奥付は昭和41年4月25日第1刷発行 定価3800円。裏表紙に貼られた古本屋のシールは阿佐ヶ谷北口アーケード内古書「千章堂書店」。そして自筆のメモで1970年11月15日に880円とある。安い!
音楽辞典 2004・06・09 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura
1500ページ定価3800円の豪華本が880円と格安だった理由は、前の持ち主がムチャクチャ奔放にメモやら下線やらを書きまくっていたからです。(右端の写真)
高価な本をノートのように扱う人がいるのかとあきれたのでしょう、そこに書かれていた松尾善雄という名前が私の記憶に刻み込まれてしまったのでした。
それにしても、asahi.comの見出しを見た瞬間にこの記憶が34年ぶりによみがえったことに自分でも驚いています。
さて、話はまだ終わらないのです。
松尾善雄さんは吹奏楽の曲がご専門のようなんですが、そういえば何年か前に吹奏楽のCDをまとめて何枚か買ったことを思い出しました。吹奏楽コンクール課題曲集なんですが、これも引っ張りだして来てみると、ありました、松尾さんの曲がそこに収録されているではありませんか。
で、それがもともと耳に馴染んだ曲だったりすると話はきれいにまとまるのですが、あいにく聞いたことがない音楽ではありました。でも「そよ風のマーチ」は軽快で気分爽快、いたずら書きの書き込みが少ない明解なマーチでした。
あの奔放な書き込みの松尾さんは、吹奏楽の世界で多くの人に愛される作曲家になっていたというわけです。※同姓同名の人違いかも知れませんけど※
いずれにせよ、松尾さん、受賞おめでとうございます。全く面識ないんですがね。
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コメント
今日は。昨日トラックバックを送らせていただきましたpon2と申します。はじめまして。
ご挨拶のコメントを残そうかと逡巡しながら、ココログはメールアドレス必須のようなので(ネット上にメールアドレスを残したくないので)そのままにしておりました。コメントありがとうございました。
ところで、今日はこの記事を発見しました。
吹奏楽コンクール課題曲!CD化されているのを存じませんでした。しばし懐かしい思いに浸らせていただきました。購入するかもしれません。(^^)また、こちらを探検しに伺わせてください。楽しみが増えました。
投稿: pon2 | 2004.11.08 12:09