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2004.08.01

04・08・01 浦安の納涼花火大会、いかにもの構図

50IkanimoDSCF1029.JPG真夏の雨上がり
2004・07・31 横浜市青葉区
Copycenter 2004 Akira Kamakura


7月31日土曜日は台風10号が北西に進路をとりつつ関東地方の遥か南をフラフラしていました。この影響で午前中はまさに南の島のスコールでした。千切れた雨雲が上空に来ると逃げるまもなく俄かに雨が落ちて来る。でも、しばらくするとまた夏の晴天になる。

おかげで濡れた舗道に映る空と雲という、いかにもの構図の一枚を撮りました。だいたい素人写真なんてものは、どこかで見たような絵を真似しているだけ。記憶の型にはめて喜んでいます。

夕方、浦安まで遠征して、今年で26回目になるという花火大会を見物しました。

50KaijoDSCF1094.JPG花火の会場は高洲海浜公園。開始は夜の7時30分ですが、この写真はまだ5時53分。場所取りシートですでにかなりの混雑。酒盛りの準備をする人々や浴衣姿の女性も画面に捉えていて、いかにもの構図だよねぇ。ちなみにこんな早い時間に行くとどうなるか?浦安市の消防隊のブラスバンドが大張り切りの生演奏を聞かせてくれます。

50KumoDSCF1110.JPG次の写真は6時24分。今朝の雨の気配はすっかり消えて心地よい海風が吹いています。西の空を見ると、ターナーのような雲が。ここでまた、いかにもの一枚を撮ります。まだ一時間ある。

そして最後が7時30分頃の一枚。やれやれようやく花火が始まって、どうせうまく写らないだろうと余り期待せずにシャッターを押したのがこれ。結局、これもいかにもの出来ですね。50HanabiDSCF1120.JPG

そのうち次々と打ち上がる花火に魅惑されてカメラなんかどうでもよくなります。というよりファインダー越しではなく肉眼でシッカリみないと勿体ないという気分になる。もう満月も完全な脇役で誰もそっちを見ていません。

打ち上げの現場は見えませんが、花火の球が筒から空中に飛び出して行く音らしき低周波が聞こえます。一升瓶の中に息を吹き込んだような鈍く低い音です。

それが上空ではじけて光の輪が広がると一瞬遅れてパーンと音が届く。視野いっぱいに広がる大きさが現場で見物しないとわからない迫力。光は実に短命で光ったと思ったらもう消えて行きます。特に無数の金粉のような光は夜空に埋め込まれた蒔絵のようだ(いかにもの表現)。

大量の火薬は爆薬でもあるはずだけど、花火の光には微塵の敵意も脅迫もない。人々は安心しきってこの美しい火薬の爆発に歓声をあげる。平和な風景です。

かくも大がかりで贅沢で、花火師の研鑽の成果をパッと咲かせ一瞬の光を記憶に残して消えてしまう花火というじつにじつに粋な遊びに乾杯!という気分でした。

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コメント

参加出来ず、残念でした。
日本の花火は素晴らしい伝統文化だと思います。花火の技術も毎年進化し腕を競い合うのは素晴らしいです。夜空の形と時間軸を考えて創作するんでしょうね? これも、鎖国時代の日本の独創的文化と技術でせうか?

投稿: jo | 2004.08.02 14:56

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