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2004.11.10

04・11・10 アマチュア演奏会の楽しみ

日曜日、神楽坂の音楽之友社のホールであるアマチュア・グループの音楽会を聴きました。友人のセミプロ・ヴァイオリニスト菅原泉さんが出演するので出かけたのですが、そこには期待以上の上質の音楽の楽しみがあり、そうかそういうことだったのかと私の音楽世界がちょっと広がった思いがしました。

日本のクラッシクの音楽市場はオケだろうとソロだろうと室内楽だろうと、たぶん興行的には厳しいものがあるだろうと「傍目憶測」で理解しています。

例えば、先日、ライバル楽団である東フィルを指揮した日フィルの音楽監督のコバケン氏(小林研一郎氏)がいみじくも朝日新聞で語っているように、彼の使命は楽団員の生活を守ることが第一、そのために私小林は何でもやりますということになる。確かに楽団員がヒモジイ思いをしているようでは豊かな音楽は鳴らないにちがいない。しかしそうなるとチケットを沢山売ることが第一だから演奏曲目はなるべく大衆的なもの、つまり楽団員にとっては手垢にまみれた(かも知れない)練習もあまり必要のない曲という方向性になるわけです。

これに比べるとアマってのは恐ろしい。当人が好きな音楽を勝手気ままに演奏するのですよ。客の大半は無料招待だからクレームのつけようがない。出る人出る人が次々と聴き手の大多数が知らない地味な曲を平気で演奏するのです。うん、ここだね、ここがアマチュア音楽会の本質的な魅力だ、と私は思ったものでした。

ま、よーく考えると、単なるアマじゃなくて、オトナのアマであってそれなりの音楽キャリアを積んだ人々という条件がつきます。この日の演奏会もなんと年一回を重ね重ねて23回目だというから凄い。

菅原泉さんはルクレールという作曲家のヴァイオリンソナタを演奏。とても端正な音楽。第四楽章のトルコマーチ風(かどうかわかりませんが)が印象的。後で当人から聴くとコレリがお手本にした作曲家だという。古くてシブイ。でも、へー、こんな音楽があったのかって素直に受け止めることができる。プロの演奏会ではなかなかこうは行かないでしょう。とてもいい経験をさせていただきました。

じつは私もこの週末に年に一度の学芸会以下の演奏会にギター・デュエットで参加する予定ですが、演奏する3曲のうち2曲はたぶん本邦初演でしょう。初演なら誰も知らないので間違ってもワカンナイ。それが狙いというのが哀しい:-)

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7日の午後、菅原泉さんのヴァイオリンを聴いたあと、時刻はすでに夕方4時を過ぎて薄暗くなりかけていたのですが、じつはこの神楽坂界隈は私が小学校の2年生から20代の... [続きを読む]

受信: 2004.11.13 00:11

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