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2004.11.11

04・11・10 SADOYA Chateau Brillant 1979

レストランを営む義弟からもらったワイン。SADOYA Chateau Brillant 1979。店はホノルルなのに自宅は中目黒。めったに主の帰って来ないマンションでワインたちはジッと眠っていたらしい。

最近トレンディーらしいNAKAMEGから調布に引っ越しをすることになった彼だが、どっちみち日本での滞在日数は少ないので古いワインを「処分」した。処分品は全部我が家に助けを求めに来た。よしよし、ここはワインの天国だ、もう安心だよ。私はワインボトルを優しく愛撫して囁いたのだがきっとヨダレが垂れていただろう。殆どが20年以上経過しているボトルは埃にまみれ、内側にはタンニンがベットリ張りついている。こんなに古いコレクションを楽しむ機会に恵まれたのは初めてのこと。

50SadoyaDSCF2532.JPG色々もらった中、サドヤは飲んだ記憶がなかったので、まずはこれから開けました。コルクが途中で折れて残った部分がワインの海の中に転落。それをデカンタージュしました。ジットリと湿ったコルクでしたが臭いをかぐかぎりブショネではなさそう。よしよし。

色はやや褪せて茶色っぽくなっています。いよいよ口に含むと…この最初の印象が楽しみなんですが…ふむふむ、まあピークは間違いなく過ぎていると思うが、華やかさこそないものの、しっかりとしたタンニンがあってバランスは崩れておらず、単に加齢のせいで全体的にパワーが落ちただけだ。なんか威厳を保ちつつ矍鑠(カクシャクなんて漢字知らないよね)と老境を迎えた感じで悪くないじゃないですか。

アルコール度数が落ちていた感じで、いくら飲んでも酔いが来ません。それに流石にこれは翌日に残すわけにも行かず、けっきょく一人で一本全部を飲んでしまいました。

25年前に甲府を旅立った液体が横浜のワイン飲みの家の食卓に漂着し、たった1-2時間で25年間の物語を小声でつぶやいて消えて行きました。このワインはこういう運命だったんだね。

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コメント

なんと25年前の甲府のワインですね。珍しいですね。

一人で飲むのは証言者がいないので、ルール違反やね。えへへ・・。

どうですか?甲府の葡萄は長時間の眠りに耐えていたでしょうか?
しかし、贅沢やね、ホンマ。BYOBに持参しなさい。

投稿: jo | 2004.11.12 21:21

茨木のり子のね、私が一番きれいだった時という詩がありますよね。サドヤのワインも、ま、このワインが女性だとするとですが、私がピークを迎えていた時に、男はアホな発泡酒にうつつを抜かしてプシュプシュと開けていた、とかなんとか思っていたかも知れません。ボルドー系の赤ワインはワインのクイーンといいますから(キングはブルゴーニュ)この譬えはあたっているかも。

投稿: bee | 2004.11.12 22:48

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