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2004.11.17

04・11・17 ムベの実の蜜の味わい

夜帰宅すると、隣家のガレージは空っぽで部屋の灯も消えている。というわけで(どーゆーわけだ?)、春から観察をし続けて来たムベの実を、いよいよ、満を持して、収穫したのでした。一瞬薄暗闇にハサミが閉じる鋭い金属音が突き刺さった、が、幸い誰も気付かなかったようである。

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ムベの実 2004・11・17 横浜市都筑区 Copycenter 2004 Akira Kamakura
包丁で実をバッサリと二つに切ると、お〜おっ、みごとに熟しています。大成功!!じーっと我慢したかいがありました。鼻を近づけると甘い匂いがします。

透明な果肉の中に黒々とした大粒のタネが目立ちます。割れ目ができていたのは西日を浴びていた側ですが、東側に比べてその部分だけ皮がかなり薄くなっている。とはいえ、あのまま放置していたとしてもアケビのようなパックリという割れ方はしないだろうと思わせる皮の厚さがあります。

MubeDSCF2610.JPG小さなスプーンでプルプルの透明な果肉を掬って口に含む。しつこくない爽やかな甘みだ。うーむこの味は…と記憶を探ることしばし、うむ、この味は柿に近いな、というのが私の印象。果肉の舌触りは別として。ちょっと意外でした。果肉を取ったあとの殻にもまだ蜜が少し溜まっているので、それもスプーンで掬います。

思えば数々の試練を乗り越えてこの実は今日まで生き残り、鶏卵ほどの大きさの球果の中にほの甘く上品な蜜を蓄えた。おそらく多くのムベの実は、その成果を誰に讃えられることもなく、まして果物屋の棚に並ぶこともなく、この高貴な果肉を育んだことをささやかな誇りとしつつ、ほろ苦い無念を形にしたような黒い種子ばかりを抱きつつ萎れて行くのでしょうかね。

よくわかりませんが、この果物にとんでもない栄養価値とか健康食品的価値が再発見されないかぎり、ムベはいつまでもこういうムベなんでしょうね。

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コメント

ムベの実、ひそかにどんな味なのか気になってました。すごく気になってました。キウイみたいなのかと思ってましたが、上品な甘さの柿・・・なんですね。

投稿: 永山淑子 | 2004.11.18 02:01

永山さん、ムベ、ほんとうにオイシイですよ。何処にも売っていないだけにますますそう感じますね。勇気を出してもぎ取りましょう。抵抗があるなら、もいだ部分に500円硬貨でも代わりに吊るしておけばいいでしょう:-)

投稿: bee | 2004.11.23 08:48

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ウチの隣のムベは皮にマスクメロンのような網が掛かった状態で、熟しているのか萎れているのか外見からは分かりにくい状態でしたが、切ってみたら中は有り難くも熟していま... [続きを読む]

受信: 2004.11.18 22:23

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