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2005.01.08

05・01・08 a'Kiraと叫ぶ声にひかれて買ったワイン

渋谷の東急本店ワイン売場で親戚での新年会用ワインを漁っていると、このa'Kiraというラベルが目に飛び込んで来ました。おいおい、これは自分の名前じゃないか!買ってくれと叫んでいるな。1月3日のことでした。50AkiraFDSCF3306

なになにa'Kiraの値段は2,625円。a'Kiraの産地はオーストリアか。a'Kiraにはあんまり期待できないかな。でもakiraがa'Kiraを買ってきたという図は確保したいな。話題性十分だ。

せっかくだから自宅用にももう一本欲しいなと店員に探してもらったのですがこの一本のみ。もともと期待レベルが低いのであっさりと諦める私。

でももしまた飲みたかったら白金台のこの店に行けばよいらしい。どういうわけかワインリストに載っています。

さて、飲んでみましたが、親戚一同すぐに「じゃ、次いきますか」という目つきでお仕舞い。a'Kiraは皆さんに感動を与えることはできませんでした。ま、ただ、オーストリアでもけっこう濃い赤ができるんだなとは感じました。

ボトルをよく見ると金色のマーカーでサインがしてありますが、なんだかよく分からない。

今日、ようやく「a'Kira」について調べてみました。英語じゃないのでちょっと苦労しました。

50AkiraBkDSCF3310このワインはオーストリアのブルゲンランド地方(Burgenland)にあるテメント・ファミリー(TEMENT family)の経営するワイナリーのものであること。私が買ったワインa'Kiraの写真もあります。

ブドウはブラウフレンキッシュ(Blaufra:nkisch)種、といっても初めて聞く名前。オーストリアで二番目に広く栽培されている種。一番はブラウアー・ポルトゥギーザ(Blauer Portugieser)種でこれも赤ワイン用。知らないな。オーストリアのワインといえば、1985年のジエチレングリコール入りの「貴腐ワイン」事件が黄昏ワインのビンにへばりついた澱のようにいまだに記憶に残っています。

ブルゲンランド地方はウィーンのちょっと南、ハンガリーとも国境を接するところで、音楽家ハイドンの生まれた土地である(標準音楽辞典)。

さて、「a'Kira」って何なのか?
ここに私と同じワインを飲んだ人がいて、こう書いています。ここにあるのですが転載しておきます。

"A Kira" is "the shout", "the yell" in "Heanzisch", the dialect spoken in parts of Burgenland.
つまり、a'Kiraとはブルグランド地方の方言であるヒアンツ語(HeanzischあるいはHianzisch)で「叫び声」という意味だというのですね。

あいにくこのリンクしたサイトにはこの単語は掲載されていません。類似サイトにもありません。「叫び声」説はとても面白い情報だと思うのですが裏がとれません。ブルグランドの田舎に行って私の名前を叫んでみたいものですが、どなたかご教示ください。

50SignaturaDSCF3309こんなことをつらつらと調べていて、あのワインのボトルのサインの意味が突然ひらめきました。あれはテメント・ワイナリーの主、マンフレッド・テメント氏(Manfred Tement)のサインに違いない。ラベルには"Pichler, Manfred Tement"と印刷されていますが、Pichlerは大酒飲みの意味だとドイツ語辞書に書いてある。なかなか遊んでいるラベル。要するに粋なオーナーのサイン入りのボトルだったということではありませんか。来日でもしたのかも知れない。

あわてて新年会をやった親戚の家に電話。
「あのa'Kiraのボトルって、まだあるじゃない?」
「あの晩にすぐ捨てちゃったよ」
「残念!」

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