« 05・02・26 光ファイバー開通騒動 | トップページ | 05・03・06 エリカの悩み »

2005.02.27

05・02・27 マンサク語源妄想

去年はその前年に枝を乱暴に剪定したせいか、ほとんど花がつかなかった我が家のマンサクに今年は沢山の花が咲いています。枯れ葉もしっかりと枝にしがみついています。
MansakuDSCF3478マンサク
2005・02・26 横浜市都筑区
Copycenter 2005 Akira Kamakura

小学館の園芸植物大事典によるとマンサク科マンサク属マンサクは北アメリカ東部とアジアに4種(山渓では5〜6種)が分布しており、そのうちの1種が日本産とあります。中国のものをシナマンサクと言うのも、もともと日本にあったからこその命名でしょう。

図鑑でしか見たことがありませんが、マンサク科マルバノキ属マルバノキは別名ベニマンサクと言われるそうで特に花の形状はマンサクによく似ています。ところがこっちは花期が秋となっています。

ところで、一見すると分布域に規則性や連続性が見られない植物も、大陸漂動説に基づき時間を逆戻しして太古の分布域を推定してみると、当時の赤道位置に対して一定の気候を持つ連続地域に帰着させることができる、という前川文夫の鋭い学説があります。マルバノキは日本で化石も出るそうで、この前川研究のベースの一つになっているようです。

マンサクという名前についてちょっと考えてみましょう。

マンサクもマルバノキもとにかく日本列島に古くからあった植物であり、花の形状の共通性にこだわるなら、かつてどちらもマンサクと呼ばれていたと仮定することができます。

大抵の植物図鑑には「マンサク」という名前の由来として、「(春になると)まず咲く」から説、「(枝いっぱいに花を咲かせるので)満作」説が紹介されています。

しかし、「まず咲く」説はマルバノキが秋に咲くので当てはまらない。「枝いっぱいに咲く」説はマルバノキの花の数が少ないことからダメ、という評価になります。

私は「マンサク」はあの錦糸玉子のような花びらの形から来ており、「サク」は「裂く」ではないかと感じます。「さく」が縄文以前からの日本祖語だという想定です。じゃ「マン」は何だ?と言われるとわかりませんけどね。

|

« 05・02・26 光ファイバー開通騒動 | トップページ | 05・03・06 エリカの悩み »

コメント

 伊丹万作を思い出しました

  映画の話かと思ったら植物の話でした。
 満作と万作はほぼ同じ意味なのでしょうね。
 当方もマンサクの語源には興味が湧きました。

  豊年満作という言葉もありますね。
 マンサクというのが大和言葉の発音なのか、
 中国から来た発音なのかが分かれ目でしょう
 か。

  もしマンサクを万作、あるいは満作という
 (意味)だと解釈しますと、少なくとも姿形
 との因果関係は分かるような気がします。
 マンサクは花が黄色ですね。
 色や形が何となく稲穂、それも収穫期の稲穂
 に似ているような気がします。
 つまり(豊年満作)ですね。

  まず咲く、というのは少し無理があるので
 はないでしょうか。
 早く咲くだけであれば色とか形が何故あのよ
 うであるのか説明がつきません。
 稲作以降のネーミングではなかろうか、とい
 うのが当方の推理です。

投稿: ふうてん | 2005.03.04 00:02

中国名は金縷梅(キンルバイ)、韓国名は조롱나무(チョロンナム)。ナムは木の意味で、従ってチョロンがこの木固有の部分なのですが、その意味がわかりません、残念。

この二つから特に「マンサク」という音につながりそうな手がかりは閃きません。

渡来人が日本列島に来てみたら既に「マンサク」の名があったと考えたくなります。

こういうとき、笹谷政子さんなんかだとロシア語(古代スラブ語とでもいうべき?)にこじつけるところでしょうが、はたしてそれらしい対応語があるかどうか。
http://www.rakuten.co.jp/net-poo/449640/449936/

投稿: bee | 2005.03.05 00:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4033/3091137

この記事へのトラックバック一覧です: 05・02・27 マンサク語源妄想:

« 05・02・26 光ファイバー開通騒動 | トップページ | 05・03・06 エリカの悩み »