« 2005年8月 | トップページ | 2005年10月 »

2005.09.28

05・09・28 「刀根柿」のマーケティングDNA

青いのに十分甘い和歌山の「刀根柿」を食べました。


DSCF4896DSCF4899
刀根柿 2005・09・28 横浜市都筑区 Copycenter 2005 Akira Kamakura
この柿はその色でオヤッ?と人目を引く。

青い。未熟じゃないか。ならばシブイだろ。そんなもの商品じゃない。だが、待てよ。店の棚にあるものは全て商品だ。商品じゃないものが並ぶわけがない。ならば青いけど実は甘いにちがいない。

という大変回りくどいロジックが頭の中をパッと一周して、初めてこの柿に手が伸びる。考え落ちというか楽屋落ちというか、なんですね。

その瞬間に、この時期、スーパーの棚に並んでいる他のフツーの柿が視野の外に追いやられてしまう。

柿という商品は甘いに決まっていて、本来の勝負はその上の領域で戦われています。ところが青い柿を見た途端に我々の期待水準がガクッと下がってしまって、おいおい、これはそもそも甘いのか渋いのか?という基本性能に価値基準が下がりきってしまう。だもんだからほどほど甘いだけで許されてしまうんだな。

この柿にはマーケティングのDNAが入っているのではないか?なかなかしたたかだと言わざるを得ません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.09.25

05・09・25 Podcastと私

Podcastの制作のまねごとは依然として充電中が続いていますが、iPodを買って以来、聴く方はもう完全に生活の一部になったと思います。

携帯音楽プレーヤーというデバイスはこれまで幾つも買って幾つも壊して幾つも紛失して幾つも投げ出した。どうも私の身に付かなかった、としかいいようがない。30歳を過ぎてWalkmanに出会った時には自分自身の音楽の青春時代は既に終わっていたということでしょう。今でも音楽は好きではあるけれど、四六時中浸っているわけではないですから。

しかしiPodはひょっとすると長い付き合いになりそうだという予感があります。

iPodではもっぱらpodcastを聴いています。歩行中や電車の中はもちろん、時には車の中でカーステレオにiPodの音をFM電波で飛ばして聴くこともあります。CDもたぶん十数枚は入れていますが、聴く時間の割合で言うと音楽は20%以下でしょう。

私はもともとメディアの好みではラジオ人間なので、世界の(と言っても英語じゃないと困りますが)トーク番組が聴けるpodcastはまさに夢のようなサービスです。毎朝起床するとまずパソコンを立ち上げiTunesとiPodをつないで登録してあるpodcastをupdateします。これが全く億劫に感じない。歯を磨くより楽だ。

まあ、感覚的に言うなら、電子メールを受信するのと大差ない感じで「今日はどんな番組が届いているかな」とpodcastをダウンロードしています。

ニュース、ドキュメンタリー、話題の人へのインタヴュー、業界コンファレンスのプレゼンといったところが定番。その他では、ワイン業界の話題が聴けるカリフォルニアのGrape Radioや、友人がやっている横浜のポートサイドステーションあたり。

結局、素人が訥々とやっているpodcastは全然聴かなくなりました。そこが読むblogとの大きな違いですね。

やはり音声はリアルタイムの時間を消費するので、中身の情報価値やプレゼンテーションの質に対してシビアになるのかも知れません。

といいながら、iTunes Music Storeには殆どアクセスしないし、まだ一曲も買っていないのですが。

以上、iPodを購入して約2ヶ月経過した報告でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

05・09・25 「秋姫プラム」はフルーツヒルズの結晶か?

大きな完熟の「秋姫プラム」を食べました。

DSCF4886DSCF4892
秋姫プラム 2005・09・25 横浜市都筑区 Copycenter 2005 Akira Kamakura
甘みと酸味のバランスがとてもいい。しかも果肉がタップリとあって種子の部分が小さい。そうとうな欲張りが食べても満足感があるでしょう。もう種子にへばり付いた果肉まで削ぎ落として食べる必要はありません。口の中でとろけるような果肉はちょっと熟し過ぎだったかもしれません。それにしても名品だと思いました。確か三つで580円だった?売り場の表示には山形産と書いてあったけど、パッケージには何も書いてなかった。

さて、こんな作品をいったい誰が作ったのかとgoogleしてみましたが、簡単にはヒットしません。

そのかわり、エッ!とセレンディピティ発見したのが「大石プラム」のこと。スーパーの棚でよく見掛けるこのプラムの名前を、私はてっきり地名だと思っていました。真相は人名。福島県の大石俊雄さんの「大石」で、プラムの品種改良で大きな功績のあった方とある。

マイケル・ポーターが指摘した競争力の一つの形態に産業クラスターがありますが、福島や山形あたりはにシリコンバレーならぬフルーツヒルズとでもいうべきクラスターが形成され機能しているんだろうなと、秋姫を頬張りながら想像させられました。とても偶然の産物とは思われない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.09.24

05・09・24 ゴルフの練習術

9月17・18・19日の敬老の日の三連休に三日連続ゴルフ。30年近く前に一度体験したような気もしますが、まあ、初めても同然のこと。

決して若くないことを素直に認めている私は肉体的準備が必要だと考えました。

よく駅で傘を握ったり振り回したりする輩がいますが、あれは初心者。ベテランは衆人環視の中でも、それと気づかれずに練習する術を心得ています。

大昔、私の上司だったNさんは事務所の廊下を歩く時に、妙に威勢よく腕を振っていたものです。歩行とともに前方に放り出したはずの左手は前に行かずに身体の前を真横に横切って右側にまで行き、そこから一気に左側にシュッと走ります。インパクトのスナップの練習をしていたらしいのです。

ゴルフは特に下半身がシッカリしていないと楽しめません。私の練習術をチラッと紹介しましょう。

通勤の電車の中では吊り革にぶら下がらずに両足をシッカリと踏ん張ります。膝を軽く曲げて足の裏で床を掴むような感じで立ちます。足の位置を一定の幅に固定した上で両膝を閉じる方向に力を入れたり、逆に開く方向に力を入れたりします。力を入れたまましばらく静止するので、これはスタンスのドリルであると同時にストレッチにもなります。うまくできると多少の揺れではびくともしません。足の筋肉がグッと緊張しても、ズボンの中の出来事だし、新聞を読みながらなので誰にも気づかれません。

街中を歩く時は踵をつけずに爪先歩きをします。といっても靴を履いているし、それほど極端ではないので、たぶん端から見て気づく人はいないでしょう。これは運動不足でなまった足をアスリート・モードへと目覚めさせてくれます。足指、足首、膝、股関節などの柔軟体操としても効果的です。

今回はこの二つの練習術をプレーの一週間ほど前からぼちぼちと実行。

まあまあのフィットネス感をもって一日目の十里木カントリーを迎えました。あまり無理をせず、時々はカートにも乗ってスコアは48+45で93。

二日目は朝5時起きで4時間ほどドライブして笠間東洋へ。今度はほとんどカートに乗らずに歩いてスコアは45+43で88。

そして未知の三日目はウィンザーパーク(旧七會)。乗用カートが無いので終始歩いてスコアは43+39の82となりました。

ハーフの数字が見事に尻取り関係になったので、もう一日やっていたらどんなスコアが出ていたことやら。

が、四日目は当然会社に出勤。いつもなら二日連続でやって三日目に出勤した時に必ず疲労感があったものですが、今回は何もないのが不思議でした。

連日ゴルフをやって三日目にとうとう身体を動かし鍛える快感が襲って来たのかも知れません。一種のハイ状態でしょう。あと何日でもやり続けることが出来そうな感じがあったと思います。意外な結果でした。

いや、あるいは、私の練習術の効果だったのかもしれませんよ。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2005.09.23

05・09・23 プロジェクトXが終わる

というニュース?を吉岡さんのblogで知りました。じつは、ここ数年、この番組を殆ど見ていない私。

いや、別に嫌いというわけではないが、最近は何でも「○○産△△のプロジェクトXソース和え」で料理して一丁上がり的なところがあってだんだん鼻についてきた。

企業の中でも、この番組に将来取り上げられることを期待するような心理があったりして、本末転倒ゾーンに入っていたと思いますね。

本来この番組は、もとより名声など求める気持はさらさらなく、誰も見ていないところで第一級の仕事をしている人がいかに多いことか。これぞ日本の底力だというのがテーマだったはずです。

ところがいつのまにかこの番組に取り上げられることが「スター誕生」のような地上から天空に舞い上がることを意味するようになっていた。憶測するに、番組への売り込みも相当増えていたのではないでしょうか。

主題歌の中島みゆきの歌と詞は本当に素晴らしい。特にオープニングの「地上の星」には絶賛を贈ります。この歌の思いに合うように番組を作って来たのではないかとさえ感じられます。

日本全体が自信を失っていたかも知れないこの十数年の歳月。そろそろそういう時代を終わらせようという意志が形を見せ始めた感もあります。NHKにとって、そして、日本にとって、この番組コンセプト自体が立派なプロジェクトXだったと思います。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

05・09・23 ツバキの果実の中を見る

5日前の18日に笠間東洋でもいできたツバキの実がパックリと割れ始めていました。

CamDSCF4871CamDSCF4876
ツバキの実 2005・09・23 横浜市都筑区 Copycenter 2005 Akira Kamakura
既に枝を離れた実が成長するはずはないので、皮の部分が水分を失って縮んだ結果なんだろうと理解。まだ薄目を開けただけの眠そうな表情の実もあります。

中から取り出した種子に触ってみると表面がスベスベしています。油が染み出しているのかなと思わせますが、決して濡れてはいません。

殻の裏側にはその構造を強化するかのような繊維のパターンが貼り付いていました。ギターの表面板の裏側のbracingを思わせるものがあります。同じ繊維にくるまれている中の種子はタップリと油を含んでいました。

なかなか手が込んだ自然の造化ではあるけれど、考えてみると栗だって渋皮に包まれているわけで、種子はこんなものなんでしょう。

ということで、ようやくツバキ油の正体を見たというわけです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.09.22

05・09・22 笠間東洋のアーメンコーナー

池越えのドッグレッグミドルの16番ホールは笠間東洋の名物ホールですが、思い切って池を越えて行くか、それとも左に逃げるか。しかし左方向は奥の林に突っ込む危険がある。しかもセカンドはロングアイアンになる。そこでいやいや池方向にスタンスせざるを得ない。心の中で幸運を祈りつつ。

DSCF4858DSCF4859
笠間東洋のアーメンコーナーの池 2005・09・18 茨城県笠間市 Copycenter 2005 Akira Kamakura この危機を演出する立役者である池は、それだけを見れば穏やかなものです。立体写真におさめてみました。
16teepondview笠間東洋16番 2003年12月 茨城県笠間市 Copycenter 2005 Akira Kamakura
これが16番のティーグラウントからの眺め。池越え右方向は200ヤード以上のキャリーが必要です。ちょっと距離が足りないとバンカーにつかまり、グリーン方向を狙うには木が邪魔になる。

左も池はありますが、フェアウェイが手前にまで広がっているので池に入る確率は低い。むしろナイスショットすると正面のバンカーにつかまったり、距離が出過ぎると更にその奥にまで突っ込む危険がある。それだけでなく、そこまで飛ばせたのならなんで池越えのルートを取らなかったのかとの悔いが強く残るのです。

力は十分に発揮したのだが、惜しむらくは方向が間違っていた…。結局はティーグラウンド上で、打つ前に、自分の能力に対してどこまで自信を持つことができるかが運命の分かれ目なのですね。人生にはそういうことが往々にしてあります。

笠間東洋をラウンドしていると何ホールも前からこの16番の攻め方のイメージが頭の中を去来するようになります。パー以上のスコアが欲しいのか、悪くてもボギーで収まれば良しとするのか、その戦略の決め方で一打目の方向が全く異なるわけですが、要は自分の戦略実施能力を正確に見極める必要があるのです。

私はこの何となくでは済まされない明晰な思考を要求して来るこの16番ホールが好きです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.09.21

05・09・21 マメガキはまだ青かった

DSCF48502003年12月にこのblogを始めて間もない頃、笠間東洋の熟したマメガキの写真を載せました。そのマメガキの9月中旬の様子を先日観察することができました。
マメガキ 2005・09・18 茨城県笠間市 Copycenter 2005 Akira Kamakura

実はまだ青いし葉の繁みに紛れて目立たない。葉の形がカキにしては細長くて、パッと見た印象が柿の木とは感じられません。DSCF4851

柿の木を庭に植えるならこれかなと思いました。庭というのは果樹園ではない。食用の実を収穫することが目的の実用庭園ではない。そこに食欲をそそる実がたわわになる樹木を植えるとそのコンセプトが乱れるのですね。その点、マメガキなら実が黄色く熟しても、食べられるのか食べられないのか判らない存在だから食欲をそそることなく、心穏やかに風景として鑑賞していられるのですよね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

05・09・21 ノムラカエデの果実

DSCF4842笠間東洋の7番ホールのティーグラウンド付近はノムラカエデがズラッと並んでいます。春に「紅葉」し夏から秋にかけては緑色になるという、世間的常識の逆を行くへそ曲がりなカエデ。今年はその真っ赤な果実を見ることができました。

カエデが気になって、このホール、ティーショットをチョロしてしまいました。
ノムラカエデの実 2005・09・18 茨城県笠間市 Copycenter 2005 Akira Kamakura

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.09.20

05・09・20 トチの実はbuckeye(牡鹿の目)

橡の木のことを英語でbuckeyesというらしいのですが、実をジーッと見ていると確かにこれはウシとかシカとか大型の動物のつぶらな黒い瞳に見えて来ます。特に白い部分は眼球を包む白い粘膜?のようにも見える。

DSCF4866DSCF4867
橡の実 2005・09・18 茨城県笠間市 Copycenter 2005 Akira Kamakura

これはみんな、茨城県のゴルフ場で、ちょうど自然落下していたものを拾ったのです。キャディーさんの話では、この実が何年も腐らずにこのままでいるので、オーバーのボタンに使っている人もいるとのこと。

流石に現代ではこの実をあく抜きしてまで食べる人は少ないようでした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.09.15

05・09・15 今はもう秋

やれやれ、今夜はようやくエアコン無しで過ごせそうである。外の涼しい空気が欲しくて、窓に網戸をはめてやおら開けてみると風とともに虫の音が流れこんできた。

これは傷つき落胆した民主党諸君の声かも知れない。あちこちから嘆き声がバラバラに聞こえて来るばかりで一向にまとまる気配がない。この冬を越せるのだろうか?

日本人は西洋人と違って虫の音を言語脳、つまり左脳で受け止めるのだといった角田さんという学者さんがおられた。日本人特別意識をくすぐる論だったような記憶がある。

日本人だろうが西欧人だろうが、外国の言葉は最初はいくら聴いても発音を真似ることもできないし、単語の切れ目すらわからなかったりする。あの段階ではきっと右脳=音楽脳で聴いているのだろう。そのうち言葉として聞き分けられるようになるとようやく左脳が活躍し始めるのではないか。

私の直観では、右脳は帰納脳で左脳は演繹脳と仮定したら良いのではないかと思う。

虫の音を言葉のように受け止めるのは、まず感情移入があるからだろう。感情移入とは、対象の立場に立ちその境遇と論理的帰結を想像することだから、まさに演繹脳が活躍するのだ。

小泉さんは長年郵政民営化を繰り返しお題目のように唱えて来た。みんなそれをノイズとして右脳で聞き流していた。それが参議院否決で衆議院解散となったあたりで一気に左脳に刺激が来た。ここまで本気で死ぬ気でいたのかと、ようやく狂人総理に多くの人が感情移入し、彼の論理を自分の左脳で再構築したのだろう。

右脳を通過して左脳に移動したメッセージは、ああ、そういうことだったのかと人を動かす。

民主党のマニフェストは右脳にも届かなかった。運動員が渡そうとした冊子に手を伸ばさなかった人も多かった。そんな、読めば私の方がまともだとわかりますなんてダメ。

いきなり左脳に訴えようとする言葉は感情移入を受け付けないマニュアルでしかない。そういう意見もあるだろね、ご趣旨ごもっとも、だけど身体は動かない。どうもそんな気がした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.09.12

05・09・12 いい選挙だった

数字的には小泉自民党「圧勝」民主党「惨敗」という選挙に終わったわけだけど、ちょっと違う意味で今回の総選挙には感銘を受けました。ウィリアム・ワイラーではないが、わが生涯最高の選挙かも知れない。なぜそう感じるのか。以下のコメントは順不同。

その1。今回は明らかに小泉さんの問題提起こそが投票率を押し上げた。特に若い人が投票に出かけた。ウチの息子は棄権したらしいが…。投票率の高い選挙はよい選挙と言わざるを得ない。

その2。国民はなんだか長年の政治閉塞感から解放された気分。疑似国民投票でありこれぞ政治だという気分。こんな経験は初めてで教育効果も大きい。

今後の解散のタイミングとイシューの煮詰まり具合の一つのデ・ファクト・スタンダードを作ったのではないか?恐らく若手・中堅の政治家は今回の解散総選挙における状況の追い込み方を今後の政治で一つの手本とするに違いない。

もっとも、今回は対抗側が余りにも戦略戦術的に稚拙だったことが小泉さんにプラスになった感もある。

その3。綿貫さん、いいなと思いました。彼は小泉自民党の郵政「民営化」の被害者になると思い込んでいる層を代弁する顔になりました。

綿貫さんはもともと神主さんとのこと。確かに氏神様がスーツを着ているみたい。政治討論番組などに登場する様子を見ていると、この人なら、これから郵政民営化だけでなく様々な点で日本国内の都市部と農村部との利害の再調整を進めるにあたって、攻め入る資本の論理を前にして、訥々と反論する農村側を代表する老紳士として適任だと感じました。

政界はまだまだ流動的だと思いますが、田中角栄に始まった都市と農村の間の社会主義的な富の移転をテーマとして来た政治家は今でも沢山いるはずで、その皆さんは綿貫さんの下に結集したらいかがでしょうか。大地のムネオさんもそうでしょう。

その4。ちょっと早いかも知れませんが民主党の役割は早くも終わったかな、と感じます。都市型の政党はどうも小泉さんに横取りされてしまった感じ。もとよりポスト産業資本主義時代に民主党の基盤である労働組合ではもう勝てない。一方で都会からの同情票とか望郷票も集められるような農村基盤の政党はどうも綿貫さんが適任に見える。そうすると民主党の演じる役割が残らない。ということは民主党は分裂しかない。

その5。公明党や共産党という存在はとにかく味わい深い。争いを好まない和をもって貴しとなす日本では穏健な中道路線が無難であることは間違いないでしょう。たまたま現在は政党に宗教色や元イデオロギー色がつくからいま一つ弾けないわけだが、もしも、そうした色や臭いを抜き取ることができたら、これぞメジャー日本党になるのになぁ、惜しいなと感じます。

その6。この雪崩的な議席数の変化。確かに小泉与党は圧勝したけれど、あくまでも小選挙区制度が得票差を誇張して議席数に反映する効果のなせるワザ。勝った側も次回は劇的な転落を遂げるかも知れない。要するに安泰な政権は無いということ。だからこそ政権側に緊張が生まれる。勝利後の自民党武部幹事長や小泉総理の意外にこわばった表情が印象的。これは国民にとってとてもよいことだと思います。小選挙区制の劇薬性とでもいいますか、そういう点を政治家も国民も学習したということ。こういう制度を活かすメリハリの効いた政治を、同時に節度をもって実行してもらわないといけないということでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年8月 | トップページ | 2005年10月 »