« 05・10・01 秋の桃 | トップページ | 05・10・07 ジャズ詩大全の村尾さんのpodcast »

2005.10.02

05・10・02 カロライナジャスミンの断髪式

百日紅の木は冬は枝だけで殺風景だから、そこにカロライナジャスミンを絡ませれば常緑樹と見紛うばかりか、春先には黄金の花が滝のように咲くし、真夏には鮮やかな百日紅のピンクの花も楽しめるではないか!

こういう豪華絢爛のプランを実行して約十数年たちました。

カロライナジャスミンはひとたび根がしっかりと張ると、実に生命力旺盛に蔓を延ばしてきます。

DSCF4919いつのまにかこのジャスミンに樹冠を被われてしまったさるスベリは、まるで安物のカツラを被ったかのような不自然な髪形になっていました。

問題は冬の雪でした。カロライナジャスミンはまるで雪を受け止める座布団のようなもので、それはそれは百日紅の上にズッシリと雪の重みをかけることになりました。
サルスベリは学名がLagerstroemia indicaとあるようにインド方面の雰囲気をたたえる南方系の樹木です。雪の重みなど知るべくもない。ある時、雪の一夜が明けてみると太い枝が複雑骨折のように折れていました。

かくして、百日紅は雪に負け、ジャスミンに押しつぶされ、もはや息絶え絶えの状態にまで来ている。私はそう感じました。

先日、家の増改築が一段落したところで、この際、繁り過ぎた庭の木々を一度思い切って整理しようというので植木屋さんに入ってもらいました。流石プロは、またすぐに新しい枝が出て来ることを想定しているので、思い切りよくバッサバッサとやってくれました。

しかし百日紅とカロライナジャスミンだけは私の指示があいまいだったのか、中途半端のまま。そこで、本日、私はこれに敢然と立ち向かいました。

DSCF4916DSCF4930複雑に絡む蔓を切ったり引っ張ったりして取り除きました。汗をかきながら作業が途中まで進んでから、ふと、記録写真を残すことを思いつき撮ったのが左の一枚。作業完了後が右の写真です。
百日紅とカロライナジャスミン 2005・10・02 横浜市都筑区 Copycenter 2005 Akira Kamakura
考えてみると大相撲の断髪式で髷の大銀杏を落とすのは親方の仕事でしたよね。

DSCF4929蔓を取り除いてから改めて百日紅の幹を観察すると、カロライナジャスミンはやはりこの木を乗っ取る寸前だったような気がしてゾッとしました。幹に巻きついた蔓は樹皮の中に食い込んでいて、まるで幹と蔓が溶け合って一つになっている。そこから伸ばした新しい枝は幹から出ているのか蔓から出ているのか区別がつかないのです。ヤドリギに取りつかれた状態に近いのではないかと感じました。

百日紅にとっては悪夢のような歳月だったでしょうが、これからどこまで樹勢を回復してくれるか、見守ることにします。ジャスミンの方は根はシッカリ残っているので、また凄い勢いで蔓を伸ばして来ることでしょう。今度は躾けを厳しくやって行こうと思います。英語の園芸用語でもtrainingというのですけどね。

|

« 05・10・01 秋の桃 | トップページ | 05・10・07 ジャズ詩大全の村尾さんのpodcast »

コメント

ボクもカロライナではありませんが、いわゆるハゴロモジャスミンが暴れまくり、あやうくCallistemon(ボトルブラシ)が枯れそうになった経験があります。蔓植物は「暴れん坊」が多いので要注意ですね。ボクの経験上の「危険蔓植物」はノウゼンカヅラ(安物のカツラではありません!)、ツルハナナス、クレマチスのアーマンディなどです。
しかし、十数年前にカロライナ・ジャスミンを入手とはなかなか最先端を行ってますね!

投稿: Alex | 2005.10.03 21:44

Alexさん、貴重な情報をありがとうごいます。ハゴロモジャスミンも似たようなもんですかね。気をつけます。クレマチスはあまりやったことがありません。ツルハナナスというのは…googleしたら写真が見えました。知ってます。これは知人宅にありました。堀内監督の辞任を就任当初から望んでおられたあざみ野付近在住の某巨人軍関係者にしてワインオタクの方ですが、これも要注意でしたか。
じつは、ノウセンカヅラは日々、その絶えることのない版図拡張意欲というか、帝国主義的性格にはほとほと感心?させられると申しますか、気が抜けないと申しますか、驚かされますね。でも、これはハカランダのご親戚ですよね。もう何年も前のことですが、これが我が家の下水管を鬚根でビッシリと塞いで詰まらせた事件がありました。隣家を本籍地とするこの植物が地下茎を伸ばして我が庭に顔を出して来ます。飽くなきチャレンジ精神。凄いもんです。でも、どちらかと言うと、私はその生命力を愛でて感動する方ですね。
さて、カロライナジャスミン。これは十数年前にサンノゼのゴルフ場のクラブハウスで結婚レセプションを目撃した時に、私はプレーをしに来た部外者でしたが、ふとテラスに見事に咲いているのを見たのです。柱に絡ませ登らせる仕立て方が印象的でした。
地元の園芸店に行くと、ジャスミンではなく「ジェサミン」というスペルもあるんだと知りました。
この時一緒にゴルフをした富士通の駐在員の先輩がその後現地の交通事故で亡くなられて、私は、この花をみるにつけ、Hさんの屈託のない笑顔を思い出すことになりました。何処かご当人に似た花田なと思うのです。

投稿: bee | 2005.10.03 22:53

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4033/6217499

この記事へのトラックバック一覧です: 05・10・02 カロライナジャスミンの断髪式:

« 05・10・01 秋の桃 | トップページ | 05・10・07 ジャズ詩大全の村尾さんのpodcast »