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2005.12.25

05・12・25 凍えるゴルフ場

ゴルフ用手袋の上から両手に防寒用の手袋をはめてもまだ凍える。汗の湿気を熱に変換するという温かい下着の上下を着込んでいても寒さを感じる。防寒の重装備をした身体は思うように動かない。ゴルフなんて早く切り上げて温泉に行きたい!ということで気合が入らず今年最悪のスコアを記録。

sDSCF5450sDSCF5456凍えるゴルフ場
2005・12・23 静岡県伊豆の国市
Copycenter 2005 Akira Kamakura
池の表面には一日中氷が張っていました。伊豆は温かいという先入観は完全に否定されましたが、流れる雲はなぜかあまり冬らしくない形だと感じました。

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2005.12.18

05・12・18 シャネルドネの黄金の光

sDSCF5429リーデルにシャルドネをいれたら先日よりさらに低くなった冬の陽射しがまぶしいほどの光の像を映し出した。Cote d'Or(黄金の丘)をもじってなんか言ってみたいが、フランス語がわからないのでやめておく。沈黙は金ということで。


シャルドネの光
2005・12・17 横浜市都筑区
Copycenter 2005 Akira Kamakura

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2005.12.16

05・12・16 イイギリの季節

イイギリの赤い房が目立ち始めました。

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イイギリ 2005・12・15 東京都世田谷区 Copycenter 2005 Akira Kamakura
今年はこの樹木を定点観測していましたが、赤い実はもっと前からあるのだけれど、最初は葉の繁みに隠れていて見えにくいのですね。やがて周囲の葉が枯れて落ちて、ふと気がつくと、はからずも自分だけがひときわ目立つ存在として人目にさらされているわけです。ちょっとスリリングなプロセスとも言えます。

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05・12・16 憧れを歌う二人の音楽家

12月12日、馬車道のBankARTでのフルートとギターのコンサート。横浜ポートサイドステーションの公開録音でした。演奏は荒川洋さんとマーチン・フォーゲルさん。

nightmartinarakawa
荒川洋+Martin Fogel 2005・12・12 横浜市中区 Copyright 2005 Akira Kamakura
二人ともその奏でる音楽の中にまだ出会うことがかなわない何かに対する「あこがれ」の心が感じられました。荒川さんのオリジナル作品も、鳴っているテーマは心が震えるような「憧れ」ですね。鴫たつ沢の秋の夕暮れではないが、○○○なき身にも○○○は知られけり。何十年か前の自分を二人の演奏の中にみる思いでした。とても清々しい音楽家です。

演奏会のあとで一緒にワインを飲みました。それにしてもマーチンの流暢な日本語には驚きました。早く腱鞘炎を治して演奏会活動に復帰して欲しいですね。

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2005.12.11

05・12・11 Ridge Monte Belloの垂直ワイン会

先日のとあるワイン会。カリフォルニアはRidgeのカベルネ、Santa Cruz Mountains Monte Belloの1982年、84年、85年、88年、90年、91年、そして95年の7本がメイン。このボトルの整列は壮観。おそらくもう二度とこんなチャンスに恵まれることはない?二度目があっちゃいけないという訳ではないけど。

MonteBellos
Ridge Santa Cruz Mountains Monte Bello 82,84,85,88,90,91 and 95 vertical tasting
2005・12・07 東京都千代田区 Copycenter 2005 Akira Kamakura

一番若い95年でも10年前。でも感覚的にはついこの間。飲んでみると、このワインにとってもついこの間だったみたいだった。まだ十分に若い。かすかにミンティな感じがあって、ボルドー好みは顔をしかめるだろうなと友人の顔を思い浮かべる。これはカリフォルニアのカベルネと付き合えるかどうかの一つのリトマス試験紙のようなものと感じた。

91年になると熟成香がツーンとパワフルに立ち上って来る。口に含んでも充実感がある。これは好き。

問題は88年。先に主催者から「これが失敗作なんですよね」と解説があったけど、私の狭い経験でも、あっ、ランシュ・バージュ(Lynch-Bages)だという感じ。とてもカリフォルニア・ワインとは思えない。そういう意味での「失敗」。

この特徴的な香りを「ポイヤック(Pauillac)香」(臭かな?)というのだそうです。一種の雑菌が原因で生まれるもので、いわばポイヤックのワインがかかる風土病みたいなもんだということが最近解明されたんだそうです。

私はもともとこの香りに、ブドウがちょっと熟し過ぎて皮が破れて茶色くドロッと腐りかけたイメージを持っていたので、病気という説明は納得できる。ちなみにこのちょっと濁った不良の匂いは私の好み。清く貧しく美しくという価値観では行き着けない世界を感じる。

82年にはわずかながらポイヤック香があったかも知れません。何か形あるものが溶けて崩れ始めたような感じ。23年前のMote Belloはまだ生きているのだけど、一般に凄いワインが持つ、会った瞬間に恐れ入りましたという堂々たる感じは、なかった。

84年85年は言葉で明確に言うべき突出した特徴が記憶に残っていないのは、たぶん、バランスのとれた素晴らしいワインだったからでしょう。

ふと思いついて、10年前に買ったカリフォルニア・ワインの分厚い本を開いてみました。著者はJames Laube。Wine Spectator誌から出ているもので、100点満点の評点がついています。Monte Belloは、82年(75点)、84年(88点)、85年(95点)、88年(82点)、90年(92点)、91年(93点)、95年はまだ出ていなかったから評点無しでした。82年は収穫時期に雨に見舞われたと書いてありました。

最近、80歳を過ぎたマイク・グルギッチ(Mike Grgich)がGrapeRadio.comで訥々とワインはバランスなんだよと強調していたのが耳に残っています。タンニンだ酸だアルコールだ果実味だ何だかんだが突出するのはダメだねと。改めてそういうもんかなと聴きました。考えてみると例えば光の三原色から純白を作るのは難しいだろう。ゴルフだってストレート・ボールが一番難しいからフェードだドローだということになる。

ワイン飲みもこうしてケレン味を求めない大人になって行くのか。

ちなみに、1976年のパリにおける歴史的なブラインド・テイスティングでフランス人の審査員自身もびっくりした結果はこうでした。そのシャルドネ部門1位のシャトー・モンテレナのワインを作ったのがマイク・グルギッチでした。またMonte Belloはカベルネ部門の5位だったんですね。"Judgement of Paris"by George Taberより引用

シャルドネ部門
1. Chateau Montelena 1973(カリフォルニア)
2. Meursault Charmes 1973
3. Chalone 1974(カリフォルニア)
4. Spring Mountain 1973(カリフォルニア)
5. Beaune Clos des Mouches 1973
6. Freemark Abbey 1972(カリフォルニア)
7. Batard-Montrachet 1973
8. Puligny-Montrachet 1972
9. Veedercrest 1972(カリフォルニア)
10. David Bruce 1973(カリフォルニア)

カベルネ部門
1. Stag's Leap Wine Cellars 1973(カリフォルニア)
2. Ch. Mouton Rothschild 1970
3. Ch. Montrose 1970
4. Ch. Haut-Brion 1970
5. Ridge Monte Bello 1971(カリフォルニア)
6. Ch. Leoville-Las-Cases 1971
7. Heitz Martha's Vinerayd 1970(カリフォルニア)
8. Clos Du Val 1972(カリフォルニア)
9. Mayacamas 1971(カリフォルニア)
10. Freemark Abbey 1969(カリフォルニア)

【追記】ここにもMonte Bello垂直をやった人たちがいた。

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05・12・11 柿の絶品は地元産だった

凝縮感のあるかなり稠密な身である。なのに固さも繊維感もない。身は割れるのではなくて歯でかじったとおりの形のままシットリと口の中に入って来る。羊羹とまではゆかないが、中トロのような感じとでも言うかな。しかも一点の渋味の疑いも残さず隅々まで甘い。

DSCF5401DSCF5398

私はいつも皮ごとかじるのですが、この柿は皮と身本体の食感にほどよい連続性があって、口の中で両者が渾然一体となって溶け合うのが凄い。

そもそもこの実の深い柿色にまず魅入られました。しかもよく見るとまるで陶器の表面のように細かなひび割れに被われています。形もよい。偏平でもなくとんがってもなく、内実の穏やかな充実によって自然に形成された円満な円みがある。ちょっと小ぶりで、これ自身が何か別のものの精巧なミニチュアのような感じがしないでもない。このまま飾っておきたいほどだ。

娘がもらって来たもののおすそ分けなのですが、地元の柿がこんな絶品としか言いようのないものだったとは驚きです。名前だけは知っていましたが禅寺丸柿、あるいは王禅寺柿というのがこれなんでしょうか。禅寺丸柿のページを見ると似ているようには思いますが、こんどこの柿の木の持ち主をつきとめることにします。

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2005.12.10

05・12・10 冬の陽射しとリーデル

先日手に入れたリーデルのワインセイバーに今朝は安い赤が入っています。カベルネなんだけど、ちょっと薄いかな?こんなものかな?と光に透かして色をみました。

75DSCF538175DSCF5387リーデル・ワインセイバー
2005・12・10 横浜市都筑区
Copycenter 2005 Akira Kamakura

で、テーブルの上に置くと冬の低い陽が射し込んで、カベルネの火炎が映しだされました。Red Tailだ。

これをみていると、妄想はさらにふくらんで、ロゼでやってみたいということになるのですが、ね。

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2005.12.05

05・12・05 リーデルのワイン・セイバー

RiedelDSCF5314ワインのコルクを抜いたら何を差し置いてもこのワイン・セイバーにギリギリまで注ぎ込んで「しまう」。まさに仕舞うのです。空気を殆ど残さないことが重要。そうすることでワインの半分は未抜栓も同然の状態で保存できるというわけです。保存の保証ができたところで、やおら、約半分残ったボトルの方から飲み始める。気分的にもユックリと味わうことができる。

世の中にこんな気の利いた道具があることを、勝沼醸造のリーデルギャラリーで初めて知りました。デカンタとは全く逆の目的のモノなのです。

そんなの空のハーフボトルを一本用意しときゃいいじゃないの、という人はどうぞ無駄のない人生を送ってください。

なんといってもこのリーデルはワインという液体に魅惑的な形を与え、また、その色をジックリと鑑賞させてくれるのです。見るだけで満たされるので私の酒量が微妙に抑制される。こんな結構なことはありません。

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05・12・05 モーリス・ラヴェルとJazz

DSCF5283密かに敬愛するJazz詩大全の著者、村尾陸男さんにとうとうお会いすることができました。和田昌樹さんがやっている横浜ポートサイドステーションのpodcasting番組を聴くまでは、まさかこんな身近におられるとはつゆ知らず、村尾さんの店ファーラウトの近くを通り過ぎたことも幾度か。いやはや、神の目で見たら人生には、歯ぎしりしたくなるようなすれ違いが無数にあるにちがいありません。

trimDSCF5287お会いするなり、私がまだ持っていないJazz詩大全第16巻から19巻までとIrvin Berlinの特集の巻をこの機会に買おうかなと言うと、今手元には19巻しかないのだが…とつぶやいた村尾さんは、いつのまにか誰かに電話で指示をしている。たちまち目的の全巻がテーブルの上にドンと積まれました。
左から和田昌樹さん・村尾陸男さん・またいらないモノを買っちゃった男
2005・12・01 横浜市中区 Copyright 2005 Akira Kamakura

第19巻を開くと1曲目が"An Affair to Remember"だった。この曲は私がJazzに目覚めたばかりのころ、ジェイン・モーガンのピンクの透明素材のLPで聴き染めし懐かしの曲ではありませんか。迷わずその歌詞のページに村尾さんのサインをいただいた。

DSCF5302同じモーガンのLPには"Fascination"つまり「魅惑のワルツ」も入っていたと記憶するのですが、村尾さんの大全19巻にもその解説があります。

それを読んで驚きました。かなり。ギャーッというぐらいかな。なんと、このワルツの作曲者の正体はモーリス・ラヴェルだというのです。表面的にはF.D.Marchettiと書いてあるけど、これはペンネームなんだそうです。この曲を初めて聞いてから約40数年たちますが、村尾さんの本を開くまで全くこの事実を知る機会がありませんでした。

驚いたのにはもう一つ理由がありました。Jazzとラヴェルの因縁をつい先日も感じたばかりだったからです。

最近、まさにはまっているJazzのCDが先日もここに書いた"Pinky Winters"(ピンキー・ウィンターズ)の"Rain Sometimes+1"。この歌手は本当に素晴らしい(もっとありきたりでない言葉で褒めたいのですが、眠い)。そのアルバムの中でも特に気に入っている曲が"The Lamp Is Low"。これがラヴェルの「亡き王女のパヴァーヌ」をアレンジした曲なのです。ひょっとして、原曲よりこっちの方が魅力的かも?と感じているほどだったのです。

短期間に2回もラヴェルを意識させられた。まるで彼のボレロのように繰り返ししつこく私に迫って来たかのようです。この調子だとまだ何かラヴェル+Jazzの知らないエピソードに出会うかも知れません。

ということで、まずはラヴェルの話だけを書き留めておきました。

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