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2006.05.04

06・04・23 桜の劇場空間・高遠

DSCF6488書くのが遅くなったが、4月23日、高遠城址公園のコヒカンザクラは満開だった。

園内にはタコ焼き、お好み焼き、等々の出店が並び、人々はゴザを広げて車座になって酒を飲み、まさに絵に描いたようなお花見風景が展開されていた。ただし静かでお行儀がよろしい。


桜は確かに城址公園に密集しているが、高遠が桜の名所と言われるのは、それだけが理由ではないと思う。

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ここは高遠湖という人造湖を中心として周囲になだらかな斜面が広がっている。その一つの高台にある勝間の薬師堂に立つと、湖を挟んで城址公園を遠く望むことができる。その風景のいたるところに薄く濃く見える桜が、あたり一帯を一つの連続した劇場空間としてつなげているように感じられるのだ。これぞ高遠だと思い至った。

左の写真は勝間薬師堂から城址公園方面を見たもの。右はその逆である。

DSCF6467勝間の薬師堂の枝垂桜は今年は満開前だったが、それでも豪華だった。みんなデジカメを撮りまくることになる。撮らずにはいられない。これぞIT時代の人間の感動表現である。


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DSCF6433これは高遠からちょっと南に位置する桑田の薬師堂の枝垂桜。美和湖沿いの田園風景の中にポツンと立っている。一見小ぶりだが看板には推定樹齢千年とある。今は朽ち残った幹の基底部が往時の偉容を想像させるのみ。想像力で鑑賞する枝垂桜に訪問者は少ない。薬師堂には古い庚申塚がズラリと並んでいる。

DSCF6454DSCF6458近くには中央構造線の断層が地上に露出している溝口露頭があり、地質マニアは興奮する。露頭を背に南方を望むと美和湖の遥か遠くに分杭峠の楔形の凹みが見えて、断層の存在を実感できる。この湖は断層の真上にあるわけだ。カリフォルニアのサンフランシスコ南方のサンアンドレアス湖みたいなものだろう。

DSCF6485DSCF6503城址公園での昼食は多数の出店の商品を徹底的に品定めして価格的にも素材的にも信頼できそうなキャベツ焼きに落ち着いた。行列をなす客を待たせてオジサン大忙し。この後、焼ける鉄板に接する板から煙が上がり始めてしばし消火作業となる。

キャベツ焼きを食べて帰路につく段取りとなったが、なんとなくくすぶるなさけない後味を解消するために、高遠さくらホテルに立ち寄った。イメージした緑茶と桜餅は無かったが、桜の求肥は理想的な口直しとなった。

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