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2006.09.01

06・09・01 Pedro Ximenez(ペドロ・ヒメス)の甘いシェリー(dulce)

DSCF8662スペイン旅行最後の夜はマドリッドのアンダルシア料理専門店La Giralda Ⅳに行った。ひとしきり食べて飲んで、最後に何かスペシャルなお酒はないの?と尋ねた。

DSCF8656出て来たグラスから濃厚な液体を口に含んだ途端、アッ、この乾燥プルーンと黒砂糖の味わいはなんとかヒメネスだよね?とウェイターに言うと、シー(発音はthでyesの意味)、Pedro Ximenezだという。そうそう、ペドロ・ヒメネスだ。

DSCF8661今回の旅行に向けて目黒のスペイン料理屋で準備の打ち合わせを何回か行った。その時、こんなシェリーもありますよと角刈りの店主に振る舞われたのがペドロ・ヒメネスで、その味わいと名前が記憶に残っていたのだった。要するに作り方はレチオートで、味わいとしてはポートワインにやや通じるところがある。

ラ・ヒラルダのウェイターの話では「マドリッドだとEl Cortes Inglesで17ユーロぐらい」とのことだったが、結局、マドリッド空港で見つけて約23ユーロで買うことができた。

ただ飲むだけでも十分に楽しめるデザートワインだけど、バニラアイスにかけるとか、あるいは、九段の「さくらさくら」の逸品わらび餅にもよく合うに違いない。きな粉にPedro Ximenez、そのうち試してみたいものだ。

今回の旅、あまりワインは追求できなかった。何しろ夜は9時近くまで明るさが残る夏のスペイン。連日観光と移動の時間は明るさに騙されて知らず知らずのうちに12時間近くにもなる。その後の夜9時を過ぎてからの夕食はゆったりとワインを味わうよりは、どうしてもまずビール!となる。

一つだけ記憶に残ったのがアンダルシアの(安い)白ワイン。微妙な苦みが残っているのが一つの個性かなと思った。きっと葡萄の粒が軸に着いたままの状態で果汁を絞っているのではないだろうかと、アルハンブラ宮殿のパラドールのテラスレストランから夜のヘネラリーフェの遠景を望みつつ勝手に憶測して味わっていた。

どうもアンダルシアの強烈な陽射しと高温の中では、シリアスなワインよりは、サングリアあたりが合っているのだ。

【追記060909】これには後日譚がある。つい先日、銀座のとあるレストランで料理もワインもお任せのコースに身を任せた。チョイスになっていたデザートはタヒチ産ヴァニラビーンズたっぷり!クレームブリュレ(Creme Brulee)を選んだ。そこにソムリエが勝手に合わせたデザートワインを一口含んで絶句した。ボトルを見るまでもない。なんと、PXだったのだ。 予感が全くなかったわけではない。スペインでも確か似たようなデザートを注文したはずだから。それにしても、私がPXにはまっている時に、その心を見透かしたかのように、PXが目の前に現れるのだ。こういうこともある。そして、こういう集中的な体験によって、ペドロ・ヒメネスはもはや忘れることができないワインとして私の記憶の中にしっかりと錨を降ろしてしまうのだった。

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