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2007.01.08

07・01・08 初ワインはLynch Bages 1999

家族のワイン教育もかねて、なんぞと屁理屈をつけて抜栓の覚悟を決める。犠牲になったのはLynch Bages 1999(ランシュ・バージュ)。まだもう一本あるし、というだめ押しの言い訳を考えてボトルを取り出した。

とにかくワインというのは飲むと消滅してしまう。音楽なら録音ができるのだが、今日のテクノロジーでは味覚嗅覚などの感覚体験の「録音」も「再生」もできない。感覚は所詮は神経系統の電気信号の流れだから、そのうち可能になるに違いない。だが、そうなると味オンチの人の感覚体験を「録音」しても無意味だから、名ソムリエの体験を買って来て喜んだりするのかも知れない。それだと自分では飲めないことになって面白くないではないか。

99年のLynch Bagesを念のためHugh Johnsonの2006版ポケットワインブックで確認すると黒の太字になっている。これは既に飲み頃であることを意味する。ちなみに緑の太字は今すぐ飲めということ。ということで、99年は少なくとも早すぎることはないと判る。

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抜栓して一時間ほどしてからどんどん開き始めた。あけましておめでとう、ではあったが、濃厚でまだ微妙に若いと感じる。PAUILLAC香もいまひとつ物足りない。まだ1-2年は行けそうだ。残したもう一本が楽しみである。

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一夜あけてこの空ビンがテーブルの上に残っていた。朝の陽光を虚しく浴びている。かくして人生は過ぎてゆく、"La vie s'en va"(スペルあってるかな?)

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