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2008.01.06

08・01・06 買ったら製造中止になったソニーのリアプロ

別に愚痴ではない。11月に買った時に予想はついていた。が、意外に早く、先日製造中止のニュースが出ていた。ソニーのリアープロジェクション・テレビBRAVIA KDS-60A2500である。

DSCF1299年末年始、久しぶりに落ち着いてテレビを観た。レコ大も紅白も全部ではないが珍しく観た。のだめカンタービレは面白いしよく出来ているのでいたく感心した。

観たと言っても60インチの高精細画像を堪能したと言った方が正確かもしれない。確かにきれいだしリアルだ。これはスクリーンであって、もはや子供の頃から知っている「テレビ」とは別物だ。ホームシアターという言葉を実感できる。

買ってしまったのだから認知的不協和の偏見を免れ得ないし、冷静になったとしてもルー大柴的な後のフェスティバルになるのだが、Wikipediaにリアプロの長所と短所が整理されているので、ひとつひとつコメントしてみよう。

《長所 》
●大画面TVとしては、安価かつ軽量
価格はもちろん意識した。50インチあたりだとそろそろ液晶に追いつかれるかもという不安?があったので60インチにしたのだった。
●3色混合表示による自然、かつ奥行き感のある色表現
DSCF1300こちらは正直なところぼんやりと眺めていて気づくかどうかは怪しいが、画面にいくら目を近づけても三原色の各色毎の画素らしき粒は、見えない。まるで銀塩写真を虫眼鏡で見たような感じである。ふだんそんなことはやらないが。一つの画素の中に三原色が溶融するのがSXRD方式のこれぞ技術的に正しいぞ、という魅力である。
店で説明を受けた時に強調されたのは黒が真正の黒だということ。黒とは光が存在しないこと。リアプロの黒は本当にその部分に光が届いていないから黒に見えているのだ。バックライトの光が漏れて来る液晶とは根本的に異なる。
●応答速度が速い(ソニーSXRD搭載モデル2.5ms以下)
液晶でもこの問題はずいぶん改善したと聞いていたが、SXRDが優れていることは確実。
●高コントラスト(SXRD、D-ILA共にデバイスコントラスト5000:1以上、セットコントラスト10000:1)
これは上に書いた黒の表現能力に関係することだと思う。
●省電力
これは決定的なポイントだと考えていた。リアプロは60インチでも50インチでも215ワット。液晶は、例えばAQUOSの65インチは500W、57インチでも390W。
●ランプ交換による輝度回復可(ユーザー交換可)
「輝度回復可」というのは物は言いようという感じだが、確かにその通りだ。
●高精細化が可能
フルハイビジョンだから現在の製品を買ったとも言える。

《短所》
●スクリーンに直射光の当たるような場所で使うには明度が低い
そんな場所に設置するつもりはもともとナシ。
●視野角が狭い(縦方向)
あるていど事実だが展示製品を見た時に特に気になるほどではなかった。それに、大型画面での視聴は、テレビといえども、座る場所を決めて腰を落ち着けて「鑑賞」する気分に近い。きれいに見える場所で見ればよいだけの話。
●適正視聴距離以下での4隅の明度ムラ
これも上と同じ。
●ランプの寿命が従来のテレビと比較して短い(ランプ購入コストが別途必要。1個あたり1万5000~2万5000円程度)
8000時間と聞いた。平均1日4時間として2000日。約5年半である。ちょっと短いかなと思う。しかし致命的欠陥ではない。むしろ長所として書かれていた「輝度回復」という面もあるので、長持ちしても劣化する一方の装置よりはいいのかも知れない。
●奥行きがPDP、液晶に比べて大きい
設置環境次第。ソニーのリアプロは約50センチだが、我が家ではたまたま問題にならなかった。
●画面表面に軟質素材を使用したモデルが多いため物理的な衝撃で傷が付きやすい
気をつけよう。
●視野角が広く、明度ムラを出さず、且つ光源のポテンシャル(高コントラストや高解像度等)を十分に引き出す透過型のスクリーンがない
現在の製品を買ってしまった私には関係ない。開発側が今後悩むことだ。

こうして細かく検証してみると、けっこういい選択をしたような気がする。(←これが社会学の世界で昔から有名な認知的不協和の理論です)

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