« 08・01・16 佐伯泰英の作品だった「新アルハンブラ物語」 | トップページ | 08・01・19 高関健の指揮で東京フィルのブラームス »

2008.01.18

08・01・18 大田弘子経済財政担当相を大いに見直す

今日の衆議院本会議での国務大臣の演説(施政方針・外交・財政・経済)、大田弘子さんの演説が最も心に響いた。イライラするほど旗幟不鮮明な福田内閣にあって、ようやく政治家?から本物の政治的な言葉を聞いたような気がした。民間の経済専門大臣ということもあろうが、もう我慢がならないと政治的しがらみをエイヤーッと吹っ切ったような迫力があった。私は一気に大田ファンになった。

演説の冒頭でいきなり、わが国の誰に対してだからわからないが、要するにダメだしをしたのだ。「2006年の国民経済計算によりますと、世界の総所得に占める日本の割合は24年振りに10%を割り、一人当たりGDPはOECD加盟国中18位に低下しました。残念ながらもはや日本は経済は一流と呼ばれるような状況ではなくなってしまいました。」と述べたのである。経済は一流、政治は何流、とまでは言わなかったのはせめてものポリコレではあるが。

「これまでアナタのプライドを尊重して優しい言葉でそれとなく諭してきたけど、(ここで突然声の調子が厳しくなって)アンタはいつまでグズグズしてんのー!」ということだ。しかもその「アンタ」とは大田大臣が所属する福田内閣そのものだ。

テレ朝の報道ステーションの報道による限り、大田大臣が演説の中でこういうあからさまな指摘をすることは、必ずしも内閣の承認を受けていなかったようだ。

アメリカでは民主党のヒラリー・クリントンが党の大統領候補への道を歩んでいるようだが、今日の演説を聞いて思いがけず、大田さんの姿がそこに重なった。

これまで考えても見なかったが、既得権の調整だとか権威のメンツへの気配りだとかを大胆に無視し、ホンネしか受け付けないリーダーシップというのは、案外、今の日本には効くかも知れない。男の政治家を怒らせるような非政治的なことでも、正論ならばと、しゃーしゃーとやってのけることが出来るのは、女性だけかも知れない。「女の平和」じゃなくて「女の改革」。あるかも知れない。

|

« 08・01・16 佐伯泰英の作品だった「新アルハンブラ物語」 | トップページ | 08・01・19 高関健の指揮で東京フィルのブラームス »

コメント

 今年のNHK大河ドラマの主人公,篤姫も,最近の研究では,勝海舟と西郷隆盛の後ろにあって,明治維新での江戸城無血開城に大きな力を振るったことがわかってきているそうで,日本の内乱を収めた功績が高く評価されつつあります。
 日本は,昔の女性天皇の時代から,社会が行き詰ると女性が国政に登場して切り抜けるという伝統があるようです。

投稿: Alice堂 | 2008.01.19 03:34

Alice堂さん、興味深いコメントをありがとうございました。少なくとも昨日は、福田さんより大田さんの方に首相らしさを感じました。

投稿: bee | 2008.01.19 13:15

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4033/17744870

この記事へのトラックバック一覧です: 08・01・18 大田弘子経済財政担当相を大いに見直す:

« 08・01・16 佐伯泰英の作品だった「新アルハンブラ物語」 | トップページ | 08・01・19 高関健の指揮で東京フィルのブラームス »