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2009.08.04

09・08・04 夏は甲州ヴィーニョ・ヴェルデ

このところポルトガルづいている。数年前にたまたま行った高輪台のポルトガル料理店が面白くて、ソムリエというより宣教師のようなBeppuさんにワインや料理を色々と教えてもらっている。ただ帰宅したころにはアルコールのせいで記憶が消滅していることが多く、また通うはめになる。
DSCF5293干しダラ(バカリャウ)料理を真似るのは手間がかかるが、イワシを焼くのは簡単である。先日近所のスーパーで新鮮なイワシが安いのに驚いた。いや、イワシとしては高いのかもしれない。よくわからない。しかし刺身に比べたらまちがいなく安い。これを見て、そうだ、これをポルトガル風に焼いてみようとひらめいた。

ワインはヴィーニョ・ヴェルデにしようと、同じ店のワイン売場を探した。けっこう品揃えが多いのだがポルトガルはダンが2種類ほどあるだけで見つからなかった。なけりゃ無くてもけっこう。この際、かねてあたためていた実験を敢行すべしと、炭酸水だけを買って帰った。

イワシよりワインが本題である。

DSCF5302甲州種のワインはほんとうにレベルが高くなったと思う。しかしながら、だからと言って甲州種をあえて選んで飲む機会が増えたとは思わない。ここがつらいところだ。

ワイナリーというと芸術品のような熟成高級ワインに注目が行きがちである。ビジネスとしてみると、じっくり樽熟成してから出荷するなんていうことは、ワインという形になった資金を1年以上も眠らせることを意味しており、なかなか恐ろしい話である。

高級ワインはブランドの確立には必要だが、ビジネスとしては、大量に消費される新酒にも取り組むことも大切であろう。仕込んですぐに出荷する新酒は間違いなく資本効率をよくするのだから。

ボージョレ・ヌーボーはそういう商品だが、ガメイ種以外のヌーボーは(私は好きだが)一般的にはマイナーのままだ。甲州ヌーボーもしかり。そこで、思うのが、甲州種によるヴィーニョ・ヴェルデである。

ヴィーニョ・ヴェルデ(Vinho Verde)はポルトガルの若摘みのブドウで作る低アルコール度数の微発泡のワインである。白も赤もある。ビールがわりにグイグイと飲む軽いワインだ。これが日本の夏のビールがわりになるワインなのだが、残念ながらあまり売ってないし、決して安いとは言えない。

DSCF5412日本の甲州種はそもそも食用ブドウがメインで、収量重視の栽培方法もあって、あまり糖度が高くない。これは高級ワイン作りのためには欠点だが、ヴィーニョ・ヴェルデ作りにはお誂え向きではないだろうか?ぜひどこかのワイナリーで挑戦していただきたいものだ。

とはいえ、それを待っていると何時までたってもさっき買ったイワシを食べることができない。そこで私は、甲州種のワインを炭酸水で割って、擬似的にヴィーニョ・ヴェルデを作りだそうというわけだ。

勝沼醸造のアルガブランカ・クラレーゼは12度ぐらいなので、ワイン2に対して炭酸水1ぐらいで8度ぐらいに薄まる。やってみると、おおむね、ヴィーニョ・ヴェルデ感を楽しむことができた。けっこうオススメである。ただし、炭酸水でも硬度があまり高いものは向かないように感じたことを付け加えておく。

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